四国の渓流釣り
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四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2012)
    梅雨入り釣行
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東予水系

2012/6/16 雨

 前日の夕方から1時間に1oから2oの降水予報、これは平地のことで山間部は3oから5oってところか、久しぶりにまとまった雨が降りそうだ。 そろそろ梅雨入りか。

 雨の中入渓の準備、植林の急斜面を下り本筋に向かう予定だったが、ヘヤピンの先に、前回の釣行で気が付かなかった林道を見つけた。ゴルジェの支流の30mくらい上を沿ったルート。雨で落ち葉が滑りやすくなっているので怖い慎重に1時間弱かけて本筋に降りた。

 渓の流れは笹濁りで最高の状態

 JUNNさんが大物をかけて取り込み中

【下の写真】9寸(28.5cm)の超メタポアマゴ
でっかいカンタロウミミズを4匹も食っていた。

大滝を大高巻きしたら滝を一つ越えてしまったようだ。「滝下を釣ってくるから先に行ってて」とJUNNさんが下っていった。俺はゆっくりと上流に向かって釣り上がった。

 なかなかJUNNさんが戻ってこない。少し心配になる。下が見通せる大岩の上に座って待っていると待っていると大アマゴをぶら下げて戻ってきた。さっきの9寸よりも幅広で大きい32.5cm・・・・なんでも、腹にスレ掛かりして取り込むのに10分以上かかったそうだ。

 JUNNさんは、これで今シーズン7匹目、3週連続の尺上だ。凄いとしか言いようがない。

一応9寸(27cm)なんだが
JUNNさんのアマゴを見ているので小さく感じる。

2匹目の9寸(28cm)

大場所ではなく、何でもないところから9寸、8寸がよく出る。
普段、このあまご達は何処にいるのだろう。雨が幸いした?といえばそれまでだが
不思議だ。

一本目の支流

尺伝説→→→→→→「あやかり尺」へ

 二又に着いた辺りから雨が大粒になり本降りになってきた。
まだ、これから源流を詰める時間も十分残っているが、梅雨前線を遠くの台風が刺激して、ところによっては大荒れになるかも知れない予報を昨日聞いたような記憶・・・・、二人仲良く尺を釣ったし、早く帰って祝勝会をすることに決めた。
 帰りの林道は自転車でも走れそうな記憶があり2時間もあれば楽勝で車止めに辿り着ける筈だった。小尾根伝いに100m強登ると林道と交差した。草が生え荒れているような嫌な感じがした。構わず先に進むと草と低木が行く手を阻む、なんとか残った林道の痕跡を頼りに前に進む。尾根を回ると嫌な感じは的中した。小谷を挟んで次の尾根まで伐採跡・・・・低木とバラ 見通しはいいので先に見える植林の林道がつながっている辺りに見当を付けて前に進んだ、その後も伐採、崩落が何カ所かあって時間をくわれた。そして、また伐採現場。今度は伐採した大木が大量に転がっているので、どうにもならない。川通しを選択したが谷まで降りてみると谷は茶色の濁流・・・・なかなか対岸にも渡れない。
ここで携帯のGPSを取り出す。地形図はメモリーに残してある。GPSで現在位置を割り出す。納竿場所から2時間以上経っていたが、あまり進んでいない。朝のアプローチルートまでまだまだ遠い。谷の状況を考えると谷通しは危険で無理だ。伐採現場を谷からエスケープした崖の3、40m上に途切れた先の林道がある。急斜面の小谷を這い上がって林道に出た。それからも、道に迷いながら納竿から4時間半なんとか車止めに辿り着いた。

 祝勝会?反省会?KEIZOUさんが駆けつけて楽しく飲むことができました。

 

 今日の遡行はGPSで現在地を割り出しエスケープルートを見つけ無事帰還することができた。
 ただ、これに慣れてしまうと、今までに身についた渓で必要な5感が薄れて行くのが心配だ。遡行ルートの記憶といざという時の確認にとどめておかなければならない。
 所詮、電気仕掛けは電気がなければ役に立たないということだ。


釣果:25匹 最大31cm キープ1