四国の渓流釣り
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四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2012)
    河原の源流 魚止め
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東予水系

2012/5/4 曇り

  GWの中日、KEIZOUさんから「河原の源流」のお誘い。過去4度入渓しているが、未だ魚止めに届いていない。簡単に行ける場所じゃないので、そろそろ魚止めを見ておかないとね。
 下の大場所をパスして魚止め狙いの計画を立てた。
 3日前に祖谷川の支流2本+ちょい釣り・・・ちょっとやり過ぎたか???。釣り帰り温泉で入念にマッサージをしたから足の筋肉痛はなんとかなりそうだが左膝の痛みが心配。登りは何とかなるにしても、問題は帰り道、下りの急斜面で泣きが入りそうだ。

相棒はKEIZOUさんと源流テンカラ師
5時過ぎ まだ薄暗い中を歩き始めた。

 手前から釣り上がろうと欲が出た。怪しい横道に逸れて渓筋に出たが最悪の場所、ゴルジェがはじまる手前の滝だった。 ここ2日雨が降った.。たいしたことはないと思っていたが、水量の多さに驚いた。通過できないことは無いがここで時間を食われたのでは魚止めまでは到底届かない。いつものパターンで終わってしまう予感・・・・元の道まで引き返すことにした。30分以上ロスってしまった。

 横林道(標高1200m)に出たのは登り初めてから5時間が経っていた。 メチャクチャ疲れて長めの休憩をとる。登りはこれで終わりあとは平行に歩くだけだ。

横林道には、あけぼのツツジが真っ盛り、あちらこちらに咲き乱れていた。原生林の新芽の中に混じった淡く柔らかい風景が実にいい感じだ。

車止めから6時間(アルバイトを2回1時間以上ロスした)やっとの事で河原の源流に到着した。少し下って二条の滝から釣り始める。
まずは今年初釣行のKEIZOUさんに竿を出してもらうがアタリががない。
どうしたことか・・・・・

水量は多め
前回からウェーダーを脱いで渓流靴スタイルに変えた。何度か流れをよこぎる渡渉ポイントで水に浸かると冷たさで足の感覚がなくなり泣きそうになった。

岩魚5寸
去年来たときと比べると大きさが二回りほど小さいし数も出ない。

そして、釣れてくるのは岩魚ばかり・・・・・アマゴはKEIZOUさんが釣った1尾だけだった。

超源流の風景

二又 左支流は水量が少ない

左支流を偵察に行った村兆さんが9寸の岩魚をぶら下げて帰ってきた。
惜しかったなぁ もう少しで尺だったのに。

  綺麗な斜滝(15m)が現れる。滝壺を探ったがアタリはでない。滝壺の下の淵でKEIZOUさんが渕尻から落ち込みに走る魚が見えたらしい。時間はまだある。斜滝を高巻いてもう少し釣り上がってみるとしようか。

斜滝の上は10mを越える滝の連瀑帯だった。KEIZOUさんと村兆さんが竿を出したかアタリがない。もう魚止めをこえてしまったのか???

 上の写真の滝を越えると渓はふたたび緩くなった。小さな深みで竿を出すと餌に魚(たぶん岩魚)が寄って来た。「まだいる」 このまま終わるわけにはいかない

下の落ち込みまで岩魚がいた
ナメがはじまった。もう魚はいないだろう。・・・たぶんね
正面のナメ滝(5m)を魚止めの滝とした。

魚止めから横林道の入り口付近まで戻ってきた。
車止めから魚止めまで標高差950m
少々アルバイトをしたがアプローチ6時間、釣り4時間、撤退3時間
単に釣りだけだったら、わざわざこんなしんどい場所までは来ないだろう
もう少し下流域の方が数も釣れるし大物の可能性だって高い

「魚止めの確認」  ロマンに満ちた言葉だ
太古から続く原生林の流れの何処まで魚が棲んでいるのかと想像しただけでも楽しくなる。
想像と現実が重なると感動以外のなんでもない
苦労して来てよかった。


釣果:25匹 最大29cm(岩魚)