四国の渓流釣り
 2012年度 渓流遡行記
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四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2012)
    頭ハネ??
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吉野川水系

2012/3/11 晴れ

 この渓は、伐採用の車道ができる以前よく釣れた。
 最終集落手前に車を止めて、渓沿いに林道がありひたすら歩いて電力の取水堤防から入渓する。取水堤防の下に一度入ったことがあるが、普段の水量が少なくモッチャンの宝庫で嫌になったことがある。 取水堤防から魚止めまでも長く在来種ぽいいい感じのアマゴがたくさん釣れた。魚止めから車止めまで撤退するには、泣きそうになりながら3時間以上歩いたのを覚えている。長さ故、人を寄せ付けず守られた渓だったのだ。
 現在は車道ができて歩く距離は半分以下になってしまった。
 その分釣れる魚が少なった情報が伝わってくる。そして、源流部で車道が交差する場所から放流しているので在来種ぽい魚は居なくなったようだ。

標高1000m近い車止め
車道脇には、深い雪が残っている。
まだ、早かったか?

車道から渓へ100mほど下降すると雪はなくなった。

 二又の大滝、あと3mが急斜面で滑り落ちそうで降りられない。降りたとしても手がかりがなく上がってこられそうもないので、ロープを木に掛けて下降した。どんな大物が出ても不思議ではない場所なのだが8寸(右の写真)が精一杯だった。

 支流の水量も多いので100m程釣り上がった。

 釣れるアマゴもいろいろ、朱点が多い奴、半銀化、銀化

 まだ、渓が緩い場所、低い落ち込みに良淵が形成されている。
右中央、流れの押し戻しで8寸(24cm)がでた。

二又から最初の大滝
高巻く時に新しい足跡があった。新雪を踏んでいたから、今日の物だと確信した。いつハネられたのか考えてみる???二又の滝を釣っている時?、支流に入ったとき?・・・・・踏み跡を確認しながら歩いてきたがそんな物はなかった・・・・じゃぁ車道から降りて途中から入ったのか?車道からだと150m位の高度差がある。無理すれば降りられないことはないけれど、そこまでしてハネる必要はないだろう・・・・ハネられた方の気持ちを考えられない自己中としか思えない(怒)

思い出したことがある。
何年か前に、大場所を釣りに行った釣友を橋の上で待っているとジムニーのおっちゃんが近づいてきて「釣れたかい?」ってきかれたから「まぁまぁ」と答えた。
すると、そのおっちゃんはこう切り出してきた。
「メチャクチャええ場所で全然釣れんと不思議に思ったことあらへんか?」
「えっ、まぁそんなこともありますねぇ」
「オレ、そんな場所を専門で狙っとるんや、車で移動してどんな急斜面でも下っていって、そこを釣ったら登って、また別の場所に行くんや・・・・・・あそこは(釣り友が釣っている場所)朝やったから釣れへんと思うで」
「人が入っとたらどうするん?」
「そんなん、おかまいなしや。どうせわかれへんしな」
おまけに、デジカメで撮った写真を自慢そうに見せてくれた。(たいした写真はなかったけどね)
自己中心の侘びしい釣りだと思った。

 さて、どうする。
 中間地点を過ぎたところだ。これから渓相はよくなる。この渓は久しぶりだから釣れなくても渓の写真を撮って帰るつもりで大滝を高巻いた。

 アマゴ8寸(25cm)

アマゴ8寸(26cm)
 
不思議だ。大滝を高巻いてもよく釣れる。
淵があれば淵に立ち込んでいるから、ただの渓歩きではない釣りには違いないのだが・・・・
どんな、釣りをしているのか
全くのへたくそ???いや、この状況だと水の中に餌さえ入れば絶対に魚は食い付くはずだ。
魚がスレてないのはなぜ? じゃ毛針かな?? 毛針の人も頭ハネするの?


2段淵の上
アマゴ8寸(26cm)
オレンジの金魚アマゴ
上流の橋上から放流されたものだろう

最後の大滝(10m)
ここの高巻きが雪で滑って怖かった。

アマゴ9寸(27cm)

8寸(26cm)

納竿地点は雪が深くなっていた。
車道を歩き出すと雪が降り出した。途中真正面からの吹雪になり1時間弱歩き続けた。

 

頭ハネヤローの足跡
わざわざ雪の上を歩かなくてもいいのにねぇ


釣果:62匹 最大27.0cm キープなし