渓流釣り遡行記2019
吉野川水系 2019/3/2 晴れ
吉野川水系 2019/3/2 晴れ
祝・四国全面解禁(2019)
愛媛の渓流に続き1ヶ月遅れで徳島・高知の渓流釣りが解禁となった。
どの渓に入ろうかと考える時選択肢が広がったことは喜ばしい。
チャッピーさんが渓流に復帰する。
去年の終盤、何処までやれるのか因縁の渓に入り渓歩きの感覚を取り戻し無理をしなければどうにかなる実感を得て今シーズンに挑むらしい。
四国全面解禁とチャッピーさんの復帰戦を祝し鍋を囲んでささやかな前夜祭を開いた。
「ささやか?」そうなのだ!盛大にやったら最初の急登でバテてしまう・・・・とは云え久しぶりの飲み会だったので予定の就寝時間をオーバーし飲み過ぎてしまったのは皆様の想像通りです。
暖かい朝を向かえた、今日は快晴の予定なのに濃い霧が谷間を覆い明るくならない。
横から入られる心配がないのでゆっくり準備すればいい。
見上げた霧の切れ間から青い空が見えだした頃合いで歩きはじめた。
それにしてもこの急登はキツい、何度も立ち止まり息を整え登りはじめ、また立ち止まる・・・・緩くなれば、ほぼ平行なのだが兎に角長い。
2月解禁を済ませている我々はチャッピーさんが釣れるまで傍観者となる。
ツンツンと竿先にアタリが来て合わせを入れると水際でポチャリと落ちて大笑い!!
2回目のアタリは確実に取り込めば拍手喝采!!
3人で渓に入ると竿を出す順番を譲り合うから釣る回数は減るけど、仲間が釣る姿を見ながら和気藹々と釣り上がっていくのが楽しい。
チャッピーさんが掛けた7寸
小さな赤い朱点と腹部が黄意味掛かっているのが特徴、在来種なのかどうかは判断できないが渓の特徴を持ち固有化しているアマゴ、乱獲や乱放流で種の継続が難しくなっている昨今の渓流状況にあっては貴重な存在、いつまでも種を続けていって欲しいと思う。
嘗てチャッピーさんが入れ食いだった滝壺なので、3人で来れば必ずチャッピーさんに任せる滝壺なので『チャッピーの滝』と呼んでいる。
今日はどうしたことか全くアタリなしだった。
傾斜の緩い区間がしばらく続く、ここはテンカラの村兆さんが得意とする場所なのだが毛鉤への反応が全くなかった。
「調子悪いねぇ・・・・」と後ろから茶化していると、「それじゃ餌でやってみてよ」と云われて竿を出したが餌にも反応がなかった。
水量の少なさが原因だろうと思うが釣れない時間が長く続いた。
水量が少なくても渓の傾斜が上がり滝や深い淵が現れれば何とかなるだろうと思っていた。
渓が方向を変え傾斜が現れたした淵、ここは絶対に釣れポイントなのだがアタリがない・・・・
感覚的には他の釣り人が釣った後を追っているように思えるがそんな形跡は何処にもなかった。
最初の大滝、漸く真面なサイズが針掛かりした。
「すぐおいしい♪すごくおいしい♪」
今日の渓飯は『元祖鶏ガラ チキンラーメン』
渓でラーメンを作るとお湯の沸点が低かったり、気温が低くいのでお湯が冷えるのが早かったりするので少し硬めの麺になることが多いがチキンラーメンは丁度いい柔らかさ、そして子供の頃食べた味と変わらない懐かしいさに好感が持てた。
8寸に足らず23cm
ここで漸く3人合わせて『つ抜け』達成した。
もう少し釣れればと思うのだが釣るだけが源流釣りの全てではない。
例え釣れなくても仲間と辿れば楽しいことは沢山ある。
2段の滝、ソロソロ源流域に突入
源流域に入りポツリポツリと釣れるようになってきた。
大きなガレが押して荒れているような印象だったが魚止めが変わっていないことに安心した。
最源流にアマゴが棲んで居れば少しずつ下流にアマゴが戻るだろうと思う。
最源流から車止めまで5km弱・2時間の道のり、概ね下りで平坦だが何度も小さなアップダウンを繰り返し最後に急降下・・・・
あと1/3の距離を残して大休憩、しっかりした山道は付いているもののこの渓のアプローチとエスケープはいつも長くてシンドイなぁ。『前夜祭付き3月解禁』お疲れ様でした。
当日のデータ
吉野川水系 2019/3/2 晴れ
釣果:7尾、最大:23.0cm、キープなし
遡行距離:13.7km、標高差:450m
吉野川水系 2019/3/2 晴れ
釣果:7尾、最大:23.0cm、キープなし
遡行距離:13.7km、標高差:450m
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