車止めから山道は2つに分かれている、いつもは上の道を辿って急降下しているが相棒は下の道が正解だというので着いて行くとなだらかに下り同じ場所で合流した。なるほどこっちの方が楽で危険な場所が少ない・・・・20m位の幅で崩落した場所に差し掛かった時、昔は下の道を通っていたことを思い出した。崩落現場の際まで高巻いて渓の流れを覗き込むのが怖かったのを覚えているが今は草木が生え踏み跡をスンナリ真っ直ぐ通過できた・・・・年月の重なりやね。
支流に入って直ぐ一枚岩を水流が滑らかに削り取った見事な滝と出合う。淵底も滑らかに掘られ深みがあり如何にも釣れそうな雰囲気が伝わってくるが今まで1尾たりとも釣れたことがない。相棒も同じだった。
理由を考えてみた。
・本流に近く、本流組も含めて竿を出す釣り人が多い
・大水が出たらスライダーのようにアマゴが下流に流されてしまい居付かない
淵底に大岩一つ沈んでないからこれが有力かも
・腕が悪い
今シーズン4回目の釣行、鈍っていた体力は徐々に回復しているが急斜面の登りはシンドイ、 2つの滝を疲労困憊で高巻きしている間に、相棒は一つ上の滝を釣り先に高巻きを終えていた。 滝の写真を撮っていたこともあるが彼についていくのがシンドイだけなのか?
先週辺りからアマゴが毛鉤を追うようになってきたと喜んでいた。今日も餌よりもテンカラの方が喰いがいいようだ。いつもならテンカラの釣果に負けるはずはないのに全然追いつけない・・・・・そして、でっ今シーズン初の8寸、おめでとうございます。
今日のラーメンは『蔦』 あのミシュランで1つ星を取った蔦のラーメンを再現したらしい。
セブンで278円也 カップラーメンにしては出汁がメチャ旨い。味の決め手は特製油かな? 次は何にしようか? カップ麺の食べ比べは冷やしうどんの季節になるまで続きます。最近のコンビニは定番のカップ麺しか置かず種類が少ないのはどうして???
2段・50mの滝、滝上に狭い『窓』が備わり迫力があるのに美しい滝だ。こう云う場所で魚止めになるのが理想的な展開、もうこれ以上は届かない「やりきった」感がある。
掛けて浮かしたとき9寸は確実にあると思っていたがチョット届かなかった。厳しかった釣行の最後に『やっと報われた』って感じがする。
帰り道は渓通しで2/3下った途中にエスケープルートがあるが高巻きの逆パターン、 尾根に取り付くのはどうか?相棒は尾根まで登ったことがあるけどメチャシンドかったらしい。
「それで、尾根に道があったの?」
「尾根道はあった。」・・・・ここが重要になる
この辺りの山は別子銅山の精錬燃料として大量の木材が伐採され炭に加工し利用された。その証拠は大木が無く、渓沿いには沢山の炭焼き釜の跡が残っている。 魚止めの小高い場所の平らになったところには石垣が築かれ何かしらの建物があったように思える。もしかしたら炭の集積場があったかも知れない・・・・だとしたら下界に向かい炭を運び出す道があってもいいはずなんだがね。石垣の上に上がってみると緩尾根に向かいほぼ平行な山道が伸びていた。 これで楽に帰れるかと思いきや広尾根の分岐に騙され究極のショートカットになってしまった。
釣果:12尾、最大:26.0cm、キープなし、遡行距離:10.3km、標高差:400m
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