渓流釣り遡行記2019
吉野川水系 2019/02/18 晴れ
吉野川水系 2019/02/18 晴れ
かなり前に入ったことのある渓、赤アマゴばかり釣れ雪に閉ざされ中途半端な場所で引き返した。
源流指向だった俺は在来種や自然繁殖する渓の特徴を持ったアマゴに趣を置き赤アマゴは人工的な匂いがして好きになれず、その後入渓することはなかった。
最近、卵放流の影響なのか多くの渓で赤アマゴが釣れるようになってきた。
『在来種という存在があるのに曖昧な考えや釣りたい欲望で個人が種の継続を乱す放流していいのか・・・・』という思いは根底にありつつ赤アマゴが釣れるのに慣れて来た。
赤アマゴの渓の魚止めを釣査しようと思った。
この水系に詳しい釣友に情報を求めると源流には美しい淵が連続する場所があるらしい。
それ程長い渓ではないので車止めの橋から入渓した。
予想していたより水量が少ないが流れに傾斜が出てくれば何とかなるだろうと思った。
まだ、入渓した橋が見えている。
こんなところじゃ釣れないだろうと思っていると赤アマゴが釣れた。「やっぱり、赤いなぁ」
朱点の変形なのか測線に沿って赤いラインが続いていた。
「赤い、赤い」と気にしていたけど、まぁこれくらいなら大人しい方かもね。
痩せていたので7寸クラスかと思っていたが、メジャーを当てるとジャスト8寸だった。
流れに帰していやると淵底に潜っても赤いラインが目立っていた。
水深が浅い淵で外敵(鳥)に襲われなかったのは『運』が良かっただけだろう。
アマゴ8寸(26cm)
幅広の魚体でよく引いた。コイツは赤アマゴとしては少し控えめ・・・・側線の朱点はつながっていないがエラから上の顔に朱点があった。
乱放流の特徴と一致する。
予定ルートの中間を過ぎた辺りでしか水がなくなった。
横斜面が崩れて渓を埋め水が伏流していた。
水がないから釣りにならない・・・・釣りができないと歩くだけで休憩できないから疲れる。
渓の傾斜が上がり水が出てきた漸く釣りができる。
と思ったらこの上は大岩が崩れて渓が埋まってyいた。こ
の渓はどうなっているんだ・・・・なんかこのまま終わりそうや
完全に水がなくなった。
植林に向かい道らしい筋が延びている場所・・・・帰り道に続いているのか?
「もう、帰ろうか?」ヤレヤレとヘタり込んだ。座り込んで風が止むと水が流れてくる音が微かに聞こえてきた。地図を確認してみた、写真の正面が源流の二又で再び傾斜キツくなる場所、滝でもあればアマゴが居るかも知れない・・・・「
二又まで行くだけ行ってみるか」
水が出てきたことでラーメンが作れる幸せを感じた。
若い頃は釣るのに食べる時間が惜しくて食べないこともあった。
釣友が竿を出している隙にポケットに忍ばせたおにぎりをパクついたこともあった、釣ることだけを優先して竿先しか見ない。
『せちがらい』釣りだったのかも知れない。
源流にのめり込むようになり釣りも源流遊びの一部に過ぎないと思うようになった。
釣りだけが楽しいのではなく、ルート選び・高巻き・大樹や高山植物を見ること・写真を撮ること・渓で飯を食うこと全てが楽しみで面白い。
今日のラーメンは、「日清・尾道背脂醤油ラーメン」 チョット麺が固くて食感に残るかな、出汁は最高に旨い、お湯を注いで4分でこれだけのものができるのはありがたい。
2本目の渓
車で高度を稼ぎダートを走りいきなり源流に入れる。
南斜面の渓は雪解けがはじまっているのか水量が多いかった。
水温が低いのか?アタリが渋い。
2尾追加したが7尾+2尾で『つぬけ』ならず
奥を詰めれば良いサイズが出る実績を信じて、時間が押しているのを忘れ二又まで足を伸ばしたが反応は鈍かった。
時間がないときやチョイ釣りに重宝する渓なのに困ったなぁ。
当日データ
吉野川水系 2019/2/19 晴れ
釣果:9尾、最大:26.0cm、キープなし
遡行距離:8.2km、標高差:400m
吉野川水系 2019/2/19 晴れ
釣果:9尾、最大:26.0cm、キープなし
遡行距離:8.2km、標高差:400m
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