四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
もう最終月です |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2023/9/8 曇り/晴れ | モバイルサイトはこちら |
この夏は暑さに参っていた。 源流に行けば別世界なのは分かっているが行動が伴ない。 漸く暑さが和らぎだしたと思えば、もう最終月になってしまった。 |
結構な急斜面をジグザグ下ってきた。 薄い踏み跡にザレが入り余計分かり辛くなっているが古く色あせた赤テープを頼りに足先を踏ん張りながらズリ下がって来たところに見覚えのある尾根道が見えたのでアプローチのルートは外していないようだ。 |
巨木の立ち並ぶ平を抜けて支流に入る。 実に気持ちのいい原生林なのだが斜面の中腹は植林が植えられている。 下流にある支流は本流から入渓し辛いく隠し谷的存在だったのだが中腹の植林が崩落の連鎖で谷が完全に埋まってしまい現在も土砂の流入は続いているので下流には数えるのが嫌になるほどの巨大砂防エンテが立ち並んでいる。この時代、植林事業もしっかりリスクマネージメントしなければ大きなしっぺ返しが返って来ることを知るべきだ。 |
最初の淵で釣れないと「後はサッパリ」になることが多い。 ・・・・釣れなかった。 今日もダメなのかと諦め半分だったが次の落ち込みで7寸が針掛かりしてくれた。 |
一際、存在感を放っている大トチ 下から仰ぎ撮れば、ゴツゴツした幹に絡む太いツルと踊るような枝ぶりが更に迫力を増す。 苔に覆われた幹に手を当てれば何かしらのパワーを貰えるような気がする。 |
いつもの納竿場所 8寸には足りないが源流らしい容姿をしたアマゴが顔を見せてくれた。 |
期待したほど釣れなかった釣り人の考えること 『源流を詰めれば何とかなるかも・・・・』 過去2回、最源流まで詰めたがアマゴの姿は見なかった。 ある時、谷割をした名人風の親爺さんに「あの連瀑の上にアマゴは居るんですか?」と聞いてみた。 「それは、入るタイミングが悪かっただけじゃない」という話だったがそれっきりになっている。 3度目の正直はあるのか? キツい急斜面、連瀑が途切れたところの良さげな滝に竿を出して見た。 アマゴが居れば一発で喰ってきそうな場所なのにアタリはなかった。 |
渓がだんだん緩くなって二又手前の滝 俺にしては時間を掛け隅々まで丁寧に粘ってみたがアタリはない。 ここに居ないのなら、もうダメだろうと先に進む気持ちが失せた。 「いくら物好きでも四度目はないからね。」 |
支流が釣れないのなら本流で爆釣になることはない。 アタリを忘れかけた頃、思い出したかのように針掛かりする程度の釣り 結構引くなと思っていたら長さの割に太った7寸だった。 |
2本目の支流もそれなり・・・・ 最初の淵で釣れないと「後はサッパリ」のジンクス通りになった。 |
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久しぶりに美しい原生林の渓を釣り歩くことができた満足感はあるが、今シーズンの禁漁期がせまるなか、連続で良い釣りができていない。 最終日、釣友とキャンプ釣行の約束があるので今シーズンを有終の美で締めくくりたいと思う。 |
遡行データ 2023/9/8 曇り/晴れ 吉野川水系 遡行距離:6.9km 標高差:250m 釣果:19尾 最長寸:23.0cm |
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