四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
北斜面の谷 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2023/3/31 晴れ | モバイルサイトはこちら |
雨が降っていません。 渇水には至っていませんが谷の水は減りつつあります。まだ、標高が高い山に雪が残っている北斜面の谷なら雪解け水が流れ込んでいるので水量は安定していると思いました。 |
山奥で人の営みが廃墟になった場所は思考を傾けずに足早で通り過ぎるようにしている。 鉱山の住居跡は石積みが段々に重なり上に続く幾つかの石段が大きな草木に覆い被さり自然に埋まろうとしている。多くの人の生活があった装いに霊的な感受性が疎い俺でも心象がザワつくものがあります。 ヘルメットを小脇に抱え頭を垂れ、「通ります」と一言告げる。山道脇に咲いたミツマタの花が風に揺れ通行を許可してくれたように思えた。 |
山道と谷が交差した場所 釣りはじめるのは尾根を登り再び山道と谷が近づてからなのだが休憩がてら竿を出すことにしている。この谷は大滝を越えるまで釣果のバラツキが多く、ここのアマゴの反応で大体の予想がつきます。 6寸とチビが1尾・・・・今日は釣れないパターンらしい。 |
苔の生え際に名前の知らない白い花 写真を撮るには朝の柔らかい光がいいと思います。 |
勢い余って水が飛び出す滝・・・・水量は多い。 アマゴのアベレージサイズは5寸で偶に6寸が釣れる。 |
この滝の巻きはなんかイヤらしい。 3mチョットのオーバーハングした岩場を降りるのにロープを掛けたが着地地点が口を開いているのと垂れ下がった木に足が絡みつきそうで躊躇した。一度、躊躇すると怖くなるのでなかなか足が踏み出せない・・・・結局、ロープを垂らしたまま下に回り込み岩壁の隙間からロープを手繰り寄せよじ登った。 毎回、この巻きには時間と労力が必要なので素直に対岸を高巻いた方がいいのかも知れない。 |
ゴツゴツした岩壁に囲まれた長淵、落ち込みの先から差し込んだ光が水面の半分を明るいグリーンに照らし出していました。 はじめに予想したとおり釣れなくなった。 どうして、こんな良淵にアマゴが居ないのか?不思議で堪らない。 |
1つ目の滝淵がない2段の大滝 こんなに高巻きがシンドかったっけ?とルートを見定めていると10m程巻き過ぎていたことに気がついた。滝 壁に貼り付いた根っ子のテラスは上下に揺れて不安定だが最短で滝上まで案内してくれる。 |
2つ目の大滝を高巻く 高巻いた先はレンジャラスな 岩場になっている。岩壁のクラックを掴み3点支持で少しずつ体重移動させながら下ると渓の流れに立つことができる。 |
前述の岩場をクリアーすれば渓は緩くなり申し分のない良淵が連続するようになる。 いつもなら8寸クラスのアマゴが顔を出す区間なのだがアタリがないのはどうしたことか? 何淵かやり過ごし漸く『つ抜け』のギリ7寸 |
源流の二又 さて、どっちに行く?左は道沿いに山道が付いているので先ずは右に入ることにした。 チビアマゴが泳ぐ姿を見るように針掛かりするサイズではない。 釣れないのは変わらないので実績のある左に戻ることに決めた。 |
左も6寸が偶に釣れるだけです。 なんかもう、釣りたいと思う気持ちが失せてしまい魚止めを待たずに納竿しました。 源流まで行けばなんとかなるのが俺の釣りですが、この水系で苦労の末源流まで辿り着いても何ともならない釣行が増えてきました。同じ釣り方をする釣り人が源流に入るようになったような気がしているのですが困ったなぁ・・・・俺は渓を枯渇させるような釣り方はしないけどね。 |
渓から離れた帰り道、メチャ熱くて汗がダラダラ落ちてきます。 次回から上も下も1枚脱がないといけない季節になりました。 |
遡行データ 2023/3/31 晴れ 遡行距離:5.4km 標高差:350m 釣果:14尾 最長寸:21.0cm キープなし |
渓流釣り遡行記 バックナンバー |
霧に包まれたホームグランド | |||||
魚止めの下がった渓 | |||||
アプローチのハードな渓 | |||||
源流は雪だらけだった | |||||
渓が春めいてきた | |||||
中流域に甘んじる | |||||
釣り少々、概ね山歩き | |||||
南斜面の小谷を釣る | |||||
祝・愛媛渓流釣り解禁2023 | |||||
最終釣行 2022年 | |||||
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