四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
魚止めの下がった渓 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2023/3/16 晴れ/小雨 | モバイルサイトはこちら |
なかなか良い渓なんだけど積極的に入渓候補にならないのは理由があります。 遡行途中にある大滝の高巻きの嫌らしさが思い浮かび「やめとこうか」になる。滝淵を釣り終わると滝横を登り落口と同じ高さの狭いテラスを平行移動するのだが岩と岩の間が開いていて少しばかり勢いを付けてでないと跨げない・・・・足を着地させる岩も滝側に傾いている・・・・何度か意を決して通過したことがあるが最後に通過しようしたとき、股下に滝壺が見えるのが怖くなりビビりが入った。仕方なく急斜面に取り付き大高巻きしました。こっちの方がよほど危険のように思ったけれど何かの拍子で足を滑らせ落ちたとしても立木にひっかかっり何処かで止まるだろうと言う判断だった。 |
車止めから釣り上がれば魚止めに届かない。どうせなら登山道を経由して大滝を越えて入渓することにしました。等高線が少し混み合った場所に大滝があると目星を付けた。登山道の下降地点まで標高差300m弱、山歩きでは300m登るのに休憩を含めて1時間のペースが目安となっています。山歩きより重い荷物を担いでいる釣りはもう少し時間が掛かるだろうと思っていたがほぼ山歩きと同ペースで辿り着くことができました。解禁当初は登りになるとヘロヘロ状態だったのに体力と脚力が源流釣行のアプローチに耐えられるようになったのは悦ばしいことです。 植林の中の登山道 植林の中を歩くのは好きになれないが手入れが行き届いた植林は明るくてしんどくても沈んだ気持ちになりません。 |
50m下降し渓に立った場所は大滝の直ぐ上だった。 地図読みは大事です。 渓幅が広いので上の写真のような淵が連続するイメージを持っていましたが緩い淵は疎らで滝から続く淵が連続しています。しばらく入渓していないと過去の記憶はいい加減なものです。 |
型は6寸が中心で希に7寸が混じります。 直瀑の下に扇状の深い淵・・・・期待していましたが7寸止まりでした。もう、3月中旬なので先に釣り人が釣った後なのは明白です。 |
木々は固いつぼみが出ていましたが葉々の芽吹きはまだです。 岩についた苔も大半は黄色味掛かっていましたが、この苔だけ鮮やかな緑をしていたので少しだけ春の近づきを感じることができました。 若々しい苔を対角線で切り撮り枯れ葉の積もったボケと対比させました。写真は何かしらの意図を持って撮れば楽しくなります。 |
下の段の淵はアタリなし、上の段の落ち込みに餌を入れるとギリ8寸が喰ってきました。 陽が届かない場所に居た性なのか?他のアマゴよりサビが濃くなっていましたが、落ち込みの中は餌の周りが良いのか幅広で8寸のくせに下顎がしゃくれだしたカッコイイ顔付きをしていました。 |
水が岩に当たり飛沫を広げながら落ちてくる美しい滝なので縦構図にしました。 コイツもギリ8寸、上流になるにつれアマゴの型が1サイズUPました。 |
上のアマゴが釣れてから全くアタリがなくなりました。 確か写真の滝で8寸クラスを釣った記憶がありますが淵の底に沈んだ泥が積もったままでアマゴが食んだ跡がありません。 |
魚止めが下がったことに納得できないので納得ができる場所まで釣り上がってみました。 10mクラスの斜めに落ちる滝、この滝もアタリなしでアマゴの食んだ跡がありません。 この滝にアマゴが居ないとなれば魚止めは過ぎたと言うことで納竿しました。 魚止めが下がることは種沢の範囲が狭まり下流の釣りにも影響します。 原因は色々考えられますが釣り人も魚止めを下げない釣りを心がけるべきだと思います。 |
帰り道にミツマタの花が咲き、車道脇には早咲きの桜が満開になっていました。 今日も足回りは登山道歩きに備えて春仕様の水漏れ防水ソックスでした。前回のメッチャ冷たかった水温も緩み少しの時間なら立ち込みっしても我慢できました。 あと、半月くらいすれば源流の季節になります。 |
遡行データ 2023/3/16 晴れ 遡行距離:5.2km 標高差:430m 釣果:16尾 最長寸:24.0cm キープなし |
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アプローチのハードな渓 | |||||
源流は雪だらけだった | |||||
渓が春めいてきた | |||||
中流域に甘んじる | |||||
釣り少々、概ね山歩き | |||||
南斜面の小谷を釣る | |||||
祝・愛媛渓流釣り解禁2023 | |||||
最終釣行 2022年 | |||||
釣れない釣りだった | |||||
ダートの源流 | |||||
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