四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
源流好きの最源流遡行 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2023/6/24 晴れ | モバイルサイトはこちら |
渓流釣りが他の釣りと違うところは自らの足で移動しながらポイントを変え釣り上がります。 川を渡り、ゴルジュのヘツリや滝の高巻きを繰り返すことで釣りをしている時間より移動している時間の方が長くなります。そして、源流域まで辿る源流釣りは更にその傾向が高くなります。 遡行途中でも、花が咲いていれば足を止め、美しい風景が現れればてカメラを向け、居心地の良さそうな場所は腰を下ろし一息入れます。源流釣りを長くやっていると釣りが主体であることは間違いないのだけど移動行程を含めた源流まるごと楽しみたい気持ちが強くなりました。 このサイトは釣行記ではなく遡行記となっているのはそう云う理由です。 |
1年で最も日が長い時期ですが、朝陽は東に切り立った尾根に隠れ、空が明るくなってきましたが大樹の枝に覆われた渓筋は薄暗いままで幻想的です。 |
最近、釣れなくなった激戦区の下流をパスします。 パスすると云いながら、過去に実績のあるポイントは軽く一流しして魚影を確認します。 「やっぱり釣れない・・・・」 けれど、歩きはじめてから30分で最初の1尾目が針掛かりました。 去年より1時間近く早い時間だったので今日は希望が持てるかも知れません。 |
渓が明るくなりなり光に透けた樹々の深緑と苔の緑が綺麗です。 源流遡行はまだまだ序盤、原生林が深まれば緑の風景はもっと凄いことになります。 |
シダはいい写真の素材だと思います。 光が当たっているシダを見つければ積極的にカメラを向けますが俺の実力ではこれが精一杯です。 |
ゴルジュまでやって来ました。 釣りはここからなのですが一つ目の滝でアタリがありません。 去年もそうだったので、それ程気に止めることはなかったが滝を巻く途中に乾いたタバコの空箱が落ちていた。2日前は可なりの雨だったので入渓があったのは昨日だと察しがつきます。ゴルジュの中にある3つめの深淵は通過するのに難儀する場所ですが堆積した土砂で浅くなりあっさり淵の落口に渡ることができタバコの主を足止めするには至らなかったようです。 |
久しぶりに良い引きがあって7寸がでました。 手前の広い淵で釣れるのが普通なのにアタリなし、7寸が釣れたのは上の狭くて浅い流れでした。 完全な竿抜けポイントやね。 |
久しぶりに相棒が付き合ってくれました。 バカスカ釣れだしたら竿を出すと云っていましたが、バカスカ釣れることはなく彼は最後まで竿は出さず終いでした。 「何のために来たの?」って聞いたら 「渓がきれいだからそれだけでいい」ってさ・・・・仙人様のような答えでした。 お付き合い、どうもありがとうございました。 さて、彼は何処に居るでしょうか? |
チョットした落ち込みでした。 白泡の中に餌を沈めたらアタリがあって横に走り出すのを待ってから合わせを入れました。 意外といい引きをするなぁと思っていたら8寸ありました。 この釣れない中で8寸が釣れれば十分です。 |
巻くのがややこしい滝を越えると最源流に突入します。 周りの風景が一変し、深い原生林に包まれた緩い谷筋を静かに水が流れます。 深山幽谷・・・・この素晴らしい風景の中で源流アマゴを追える幸せを感じずにはいられません。 |
水量が少ないのか? なかなか源流アマゴは姿を見せてくれませんでしたが、チョットした落ち込み後の深みから顔を出してくれました。ここにアマゴが居るなら釣れない下流は何れ復活するでしょう。 決して途絶えさせてはいけないアマゴ達です。 |
苔の付いた岩が密集した風景と大樹が根を張る様子 原生林の源流好きの渓師じゃないと辿り着けない最源流の風景です。 釣りを終え、しばらく最源流の風景を楽しんだ後、長い帰り道を引き返すことになります。 |
遡行データ 2023/6/24 晴れ 遡行距離:6.0km 標高差:320m 釣果:12尾 最長寸:26.0cm キープなし |
渓流釣り遡行記 バックナンバー |
梅雨の晴れ間を釣る | |||||
大滝を越えても釣れない | |||||
久しぶりの岩魚釣り | |||||
アケボノの渓 | |||||
春めいてきた源流 前編 春めいてきた源流 後編 | |||||
北斜面の谷 | |||||
霧に包まれたホームグランド | |||||
魚止めの下がった渓 | |||||
アプローチのハードな渓 | |||||
源流は雪だらけだった | |||||
渓が春めいてきた | |||||
中流域に甘んじる | |||||
釣り少々、概ね山歩き | |||||
南斜面の小谷を釣る | |||||
祝・愛媛渓流釣り解禁2023 | |||||
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