四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
ゴルジュの岩魚谷 |
四国の渓流釣り |
東予水系 2023/7/17 晴れ | モバイルサイトはこちら |
岩魚谷に誘われた。 何度か入渓しようと思ったことはあったが上流の渓が気になったり、岩魚よりアマゴの方がいい等の理由で未だに足を踏み入れたことはない谷なのだが釣友達の話からゴルジュの険しい渓であることは察しが付いている。若い頃なら積極的に新規開拓を目指すところだが体力や脚力の落ちて来たことを悟った老人には荷が重いと諦めかけていた渓を案内してくれると云うのだから有り難く付いて行くしか選択肢はないだろう。 |
入渓前に嫌な感じがしていたのは草ボウボウの林道入り口だった。 この時期、どう考えても奴の住処に違いない・・・・長い棒でも持って座頭市で歩こうか思っていたのだが草は意外に短く地面が露出しているところがあったので案ずるより産むが易しだった。 |
「なるほど、この道を通るのか・・・・」 多少のアップダウンを繰り返していると本流の出合い上流に交わった。 序盤は大岩ゴロゴロの渓相 水量は平水よりチョット下らしい、水量が多いと通過に苦労する場所が何箇所あるみたいだ。 |
渓は段々厳しさを増してくる。 魚影は薄く、大場所では殆どアタリがなかった。 |
1尾目は岩魚の8寸 流れ込みの合流点でアタリなし・・・・上の段にチョットした深みは竿抜けのようなポイントだった。 この谷の専門家がいるようだ。 |
パーマークがハッキリしているのと魚体がアマゴポイ変な岩魚 地元の人が紋岩魚と呼んでいる岩魚とアマゴのハイブリッドです。 |
左又の滝 人の通過を拒むかのような切り立ったゴルジュの渓相 瀬戸内海から急激に立ち上がった石鎚山系、急峻な水の流れは長い年月を掛け谷間を深く抉り芸術作品のような造形物を作り上げた。 |
右又の滝 立体的に交差する二条の滝、この造形もなかなか素晴らしい 源流釣りは美しい自然美との出合いに感動する遊びなのだ。 |
これ、どうやって通過すればいいのか??? 「巻き道が分かれば、案外簡単ですよ」と相棒が安心させてくれる。 しかし、彼とのストローク差で難儀するシーンが何度もあった。 |
|
絶好の長渕なんだけど核心部に仕掛けが届かない。 | |
大滝の深淵に岩上から竿を出す。 向こう岸の壁際に尺上クラスが浮かんでいるのが見えた。長竿に変え壁際に仕掛けを落としたら、一瞬餌を追われたような素振りを見せたが針掛かりには至らなかった。 手前の壁際で上下に誘いを掛けているとグッと引き込まれた。さて、どうやって取り込もう・・・・ラインの強さを信じ強引に引き上げるしか方法はなかった。 9寸(28cm)・・・・よくラインも切れずに上がって来たもんだ。 |
|
大滝を高巻けば爆釣モードになるらしい。 巻き道を辿っているとスパッと谷底まで切れ込んだ場所に掛けてあったロープがなくなって通過できない。渓に下る手段を探ったけどロープを掛けても渓底まで届かないのでこれにて納竿することにした。 帰りの林道で左足の向こう臑が痙った。 弁慶の泣き所 こんなとこ痙ったのは初めての経験、しばらく休み筋肉を伸ばしてやらないと痛くて歩けない。 確かに険しい渓だったけど遡行距離と標高差はそれなりだったし、渓を歩いている時は元気だった。 暑さのせいか? 何かの栄養が足りないのか? ここ何年かは渓で足が痙ることはなかったのに、これが続くようだと困ったなぁ。 |
遡行データ 2023/7/17 晴れ 東予水系 遡行距離:4.2km 標高差:250m 釣果:4尾 最長寸:28.0cm(岩魚) キープなし |
渓流釣り遡行記 バックナンバー |
気になっていた滝記号の滝 | |||||
源流好きの最源流遡行 | |||||
梅雨の晴れ間を釣る | |||||
大滝を越えても釣れない | |||||
久しぶりの岩魚釣り | |||||
アケボノの渓 | |||||
春めいてきた源流 前編 春めいてきた源流 後編 | |||||
北斜面の谷 | |||||
霧に包まれたホームグランド | |||||
魚止めの下がった渓 | |||||
アプローチのハードな渓 | |||||
源流は雪だらけだった | |||||
渓が春めいてきた | |||||
中流域に甘んじる | |||||
釣り少々、概ね山歩き | |||||
南斜面の小谷を釣る | |||||
祝・愛媛渓流釣り解禁2023 | |||||
渓流釣り遡行記(2022) 一覧へ |