四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
大滝を越えても釣れない |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2023/5/24 晴れ | モバイルサイトはこちら |
大滝下は6寸クラスだったが『つ抜け』にリーチがかかった。 GWから半月余り、纏まった雨も降ったしアマゴの活性も回復傾向なのかと思っていた。 |
ザレた斜面を這い上がる。 傾斜は40°くらい・・・・地面に足を置くとズルッと滑り後ずさりするので前屈みの四つん這いになったの方が登り易い。スパッと切れた崖を横切るのに、前回は岩場の上から回り込んだのだが最後の着地に難儀したのを思い出し、ザレた細い踏み跡通りに進むと足場は見た目より安定していた。 |
大滝上は釣れるだろうと思っていたが全くアタリがなかった。 『つ抜け』のアマゴは良淵上の小さな深みで竿抜けのようなポイントだった。 大滝上はGWの影響が残っているようだ。 |
その後も良淵が続くエリアでもチビアマゴが数尾しか釣れたかったのだが不思議なことに次の大滝では6寸クラスが7尾・・・・調子に乗って釣れない鬱憤を晴らそうとして、ついついねばってしまった。 深い場所にはアマゴが残っているってことなのか? 2番目の大滝もザレ場を這い上がる。 傾斜は45°を越ているが転がり落ちる心配がないので安心できるけど大滝の岩壁を横移動するときのヘツリが怖い |
大滝を越える度に釣れなくなる不思議な状況は同じだった。 次の難関は倒木が重なり合い堰となった滝 前回は左の倒木を使い水に浸かるのは腰までだったが今回は水深が深い・・・・谷筋まで陽が届くようになってきたけど5月の冷たい水に濡れるのは絶対嫌だ!! 左横の急斜面を這い上がる。 傾斜は50°?・・・・否、もっとあるかも知れない。 滑り落ちても木で止まるように木の真上を這い上がった。右の岩場に横移動するときは緊張したけど上手い具合に手掛かりとなる根っ子を掴むことができた。 |
岩場が緩くなった平に出た。 体力・精神とも際どい高巻きだったのでザックを下ろしカラカラになった喉に水分を流し込み、ふと上を見上げればシャクナゲの花が咲き乱れ一息入れるには絶好の場所だった。 |
それにしても、釣れないなぁ。。。 源流部に入りソロソロアマゴで出てくれる淵なんだけどここもダメだった。 |
やっと、7寸が出てくれました。 細身だったが浅く狭い淵走り回る元気なアマゴでした。 |
渓の流れが緩くなった場所は水深が浅くなりもう終わりが近いように見せかけます。水量が少ない時期だと尚更で出渓ポイント林道が遠ざかることもあってこの辺りで納竿する釣り人が多いと想像できます。 渓の流れに傾斜が出てくると次第に落ち込みと深みを持った良淵が連続して現れるようになります。 そして、イケメンの8寸が顔を見せてくれました。 |
源流アマゴを育むには水の涸れるこがない豊かな森が必要です。 大樹が谷筋を覆うように影を作れば夏の強い陽射しが遮られ水温の上昇も抑えることができます。 新緑のまぶしさと空の青さがとても気持ちいい空間です。 |
谷筋からの流れ込みを幾つか通り過ぎると落ち込みがあっても水量は減って来ました。 まだ、アマゴが居るのをいいことに遡行を続けていたら3方向からの流れ込み込みの真ん中に空中を飛ぶ羽根虫集団を狙うアマゴが無防備で浮いていました。白泡の中に仕掛けを落とすとスーッと寄ってきて餌を咥えたのを見て合わせを入れる見釣りだった。 本日1番のカッコイイ9寸・・・・釣れない釣りが続いていましたが終わり良ければ全て良しなのだ。 |
地図上では、もう少し先がありそうな気がしますが重なり合った大岩で水の流れが途切れてしまいました。もしかしたら再び水の流れが復活しアマゴが棲んで居るかも知れないと思いながらここで納竿しました。 |
遡行データ 2023/5/24 晴れ 遡行距離:6.1km 標高差:300m 釣果:27尾 最長寸:27.0cm キープなし |
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