四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2023年)
気になっていた滝記号の滝 |
四国の渓流釣り |
仁淀川水系 2023/7/4 晴れ | モバイルサイトはこちら |
長い間、大滝の上にある2つめの滝記号の滝が気になっていた。 しかし、大好きな下の滑床から釣り上がったんじゃ滝記号の滝に届かない・・・・だったら滑床の核心部を釣り、林道が近付いた場所から途中をパスして林道経由で源流域に入れば歩く距離は長くなるけど何とか滝記号の滝に到達できるかも知れないと考えた。 |
車止めから1時間弱歩き滑床の核心部から入渓します。 スローシャッターを長くして増水で淵の水が渦巻く様子を写真にしました。手持ちでこれがブレないのだからOM-1の手振れ補正は手振れ補正の範疇を超えています。 |
滑床の渓を歩いていると直ぐ横をアマゴが追い抜いていきます。1尾や2尾じゃなくて可なりの数です。水の中を見ると小さな川虫が滑床にへばり付きながら流されているのでアマゴは捕食モードのスイッチが入ったのに違いない。 滑床が深くなった場所に仕掛けを入れると8寸が竿を曲げました。 アマゴの体色は滑床の保護色になっています。 |
滑床の滝を巻いている途中で透明な水に薄い濁りが入り出し滝上まで登り終えると完全に濁ってしまいました。3日前は200㎜を越える雨だったので上流で決壊が起こり鉄砲水が出たのか?と岸に上がり逃げる準備をしましたが水量は変わりません。するとかすかに重機の音が聞こえてきたので工事の影響のようです。 この辺りは良いアマゴが出る場所なので残念ですが、こう水が濁ってしまえば滑床の深みのあるところが分からず川を渡るのに苦労しますし釣りにもなりません。少し早いですが林道に出て次のミッションに移行しました。 しばらく林道を歩いていると何台かの重機が川に入り工事中でした。 |
林道を経由して節理岩の滝から再び入渓した。 露出した岩が角々していてマジでコンクリートブロックを積み上げたようで不思議な滝です。 |
節理岩の滝No2 いつもはこの滝から釣れはじめるのだが5寸が1尾だけでした。 それにしてもこの滝は苔が貼り付いた右の壁がなんともカッコイイ |
大滝と出合う。 下から釣り上がってくればこの大滝で時間切れになります。 しかし、「なんでアタリがないんだ!」 |
大滝を越えて初めての区間に突入して5寸、6寸がボチボチ釣れはじめました。 川幅が狭くなり低く垂れた木の枝に仕掛けが絡む回数が増えてきたので提灯仕掛けに変えました。久しぶりに使う提灯仕掛けに不慣れで空合わせが多くて枝に絡むのは相変わらずですが枝から外すのは簡単です。 |
深みはありませんが大滝上一番の広淵 逆光で水の中の様子がよく見えませんが淵の真ん中に餌を放り込むと提灯仕掛けを縦横無尽に泳ぎ回る強い引きの主は9寸近くありました。(提灯仕掛けは硬調の竿じゃないと魚に遊ばれます。) なかなかカッコイイ魚体ですが複雑なパーマークをしています。 |
右からの流れ込みを過ぎソロソロ滝記号の滝が近くなりました。 手前の大滝越えてから流れが緩くなり徐々に水量が減ってきたので意外にショボいかも知れないなんてと思っていたら凄いのが現れた。上の段を合わせたら20m位の高さ、岩の段差で斜めに落ち右手前のゴツゴツした岩に当たり立体的な広がりを見せる・・・・これは大好物やわ 滝淵は滝の大きさの割に狭めだったが深さがあるので大物を期待したましたが6寸、7寸が2尾に終わった。 「車止めまで5kmかぁ・・・・」 この滝で納竿する予定でしたが、濁りの入った滑床を早めに見切りを付けたおかげで時間的な余裕が少しあります。滝上にアマゴが居る可能性があるなら滝を越える行為は渓師の正しい活動です。 |
大滝上は二又になっています。 合流点に仕掛けを入れるとイメージ通りにアマゴが喰ってきました。 |
二又からから右又の滝(写真上)が見えています。 取り敢えず仕掛けを入れたら7寸が2尾、左又の先も気になったので低い尾根を回り込んでみれば雰囲気のある滝(写真中)も7寸が出ました。大滝下のアマゴと比べるとパーマークがシンプルで朱点と黒点が少なめです。それと、どれも腹部の黒点が一列なのは他の渓であまり見かけません。 ここでタイムアウト・・・・納竿 地図を見ると、両又とも標高差100m位ならアマゴが居そうな気がします。そして、植林が終わり広葉樹の原生林に変わるので植生的にも面白そうな源流に思えます。 機会があれば魚止めの釣査をやってみたいと思うのですが歩く距離が更に長くなることがネックです。 |
遡行データ 2023/7/4 晴れ 仁淀川水系 遡行距離:11.0km 標高差:380m 釣果:27尾 最長寸:26.0cm キープなし |
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