渓流釣り遡行記2017
吉野川水系 2017/7/1 雨/晴れ
吉野川水系 2017/7/1 雨/晴れ
梅雨の雨が続いた後晴れ間が続く天気
渓に沢山水がある内にと那賀川遠征に誘われた。長い間通行止めの渓、釣り人が入らないから水が出たらウハウハだってさ・・・・彼の計画はここまで、若いから体力と突破力があるから少々のことは大丈夫だろう。ただ、老いぼれた俺がこの計画に加わるとなるチョッとシンドイ、3時間くらいの歩きは大丈夫にしても何処から入り何処から抜けるのか?
何度か入ったことのある渓、あーでもない、こーでもないと綿密な計画を作り上げた。問題は天気、前日の夜半から梅雨前線に誘発された雨雲が目的の渓の南を通過するようだ。72時間の積算降水量から判断して少々の雨はウェルカム・・・・と思っていた。
R32、徳島から高知県境に入ると雨が本降りになってきた。まぁ、釣りはじめる頃には天気は回復予定なんだから大丈夫だと思っていた。根曳峠を越えると激しい雨がフロントガラスを叩き10m先が見えづらい状況になる。
取り敢えず南国まで下りコンビニの駐車場で作戦会議、アメダスで最新情報を確認すると雨雲の範囲は広がり目的の渓は赤い色と変わり警報が出ていた。「これはダメだわ」と雨雲の薄い北へ引き返すことにした。
雨雲に追われるように、大水に対して許容量の大きい原生林の源流を目指した。ここなら大丈夫だろうと云う渓に車を止めたのは家を出て5時間近く経っていた。雨は降り続いていたが、小康状態になるまでしばらく待ってから 合羽を着て歩きはじめた。
釣りはじめ予定の電力取水はオーバーフローして水の色が茶色に変わっていた。最初は連瀑が続くゴルジェ、右往左往しながら連爆を越えて行くがこの水量じゃ渓を渡れない。ゴルジェを林道から迂回して入渓することにした。今年初めて合羽を着ての遡行、メチャクチャ蒸し暑くって序盤の登りなのにバテってしまった。
動きが速い雨雲の隙間に、チョットした晴れ間が見えたので合羽を脱いだ。まだ雨が降っているけど汗ビショになるより雨に濡れる方がマシだ。少しすると雨が止みゴルジェを巻いて釣りはじめた頃には濁りが取れ薄いささ濁り状態になった。原生林の源流は少々雨が降っても回復が早い。
水量は平水の倍以上、いきなり3尾掛かる。この上ない水量、ささ濁り・・・・釣れすぎたらどうしようと思ったのは最初だけだった。
相棒の源流テンカラ師は水量の多さに苦戦気味
毛鉤に尺近いヤツを掛けたが、新調した玉網を出そうとして針が外れ悔しがる。そのまま一気に取り込んでいたら尺の顔が見られていたかも知れない・・・・なんてね
こんなこと書いたら、また悔しがる顔が思い浮かぶ。
上の写真は、彼が大物を掛けて取り込みに入ろうとする瞬間
アマゴ7寸(22cm)
条件はムチャクチャ良いはずなのに魚影が薄い。近々に釣り人が入っていたとしても
今朝の雨でリセットされたはずなのにおかしいなぁ・・・・漸くアマゴが出はじめたのは、最源流入り口の二又付近からだった。
条件はムチャクチャ良いはずなのに魚影が薄い。近々に釣り人が入っていたとしても
今朝の雨でリセットされたはずなのにおかしいなぁ・・・・漸くアマゴが出はじめたのは、最源流入り口の二又付近からだった。
最源流に入っても水量は多いが水は透明になった。
アマゴ8寸(24cm)
相棒の毛鉤に漸く8寸が来た。
魚止めにやって来た。
一時はどうなるのかと思っていたが、何とか釣りになった。去年見つけた林道から撤退する。
イメージは渓が曲がっているのでショートカットできると思っていたが、高低差を保ちながら渓に沿っているので意外と長かった。朝の天気がウソのようなピーカンの晴れ・・・・林道歩きは汗だくになった。こんなことなら渓通しの方が涼しくて楽だったかも知れない。
当日データ
釣果:13尾 最大22cm キープ0
遡行距離8.7km 標高差300m
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