2月 南斜面の渓

渓流釣り遡行記2016
渓流釣り遡行記2016
 吉野川水系  2016/2/18 晴れ 

何事もそうだが、相性が悪い渓ってある。
釣果だけに限らず、いつも人の釣った後を追わえてみたり、何気にルートを間違えてみたり、嫌な場所があったり・・・・何処かで解消しないとだんだん入渓が遠のいてゆく。釣り仲間に言わせれば「いい渓なのにどこが不満なの?大物の可能性だってあるし。」 たしかにいい感じの淵が連続する良渓なのだが・・・・俺にはさっぱりだ。

三寒四温とはよく言ったもので、だんだん暖かくなってきているが寒い日も多く山にはまだ雪が残っている。南斜面で日当たりがいい渓を選ぶと相性の悪い渓になってしまった。

入渓して2淵連続で6寸が掛かる。もしかして今シーズン誰も入っていない?今日はいいんじゃないと思っていたのだが、その後ここは絶対アマゴが出るような場所から釣れるのは半分以下・・・・解禁日から半月、誰も入っていない渓はそう残っていない。

アマゴ8寸(24cm)
左の大石の下を流すと喰ってきた。
アマゴ9寸(27cm)
餌の周りをうろついていたがなかなか喰ってくれない。
落ち込みの真ん中に細長い深みからアタリがあって合わせを入れた。
南斜面の渓と言っても真っ直ぐ流れているわけではない。東向きになったり、西斜面の傾斜がキツかったりすると雪が深くなる。渓の方向が変わった先は陽が当たって雪がなくなっているのに
アマゴ8寸(26cm)
明確なアタリがあるのは陽が当たる場所、陽が当たらない場所は餌を喰ってもアマゴは動かない。目印や穂先にアタリが出ないから、たえずラインを張って探りを入れないといけない。
アマゴ7寸(23cm)
問題の大滝、ほぼ垂直の斜面を木の根っ子を頼りに5m這い上がる。足を掛ける場所があって、木の根っ子を離さなければ落ちる心配は無いから、それはいい。
次に、滝を下に見ながらのヘツリ、足を置く場所が歩幅イッパイで斜めになっている。今日は、足を置く場所に雪があって、あっさりと諦めがついた。スゴスゴと木の根っ子の斜面を下って手前から高巻きすることにした。こちら、結構な急斜面で大回りになるが落ちても樹木に引っかかり滑落することはないだろう。
大滝を高巻くと渓の方向が変わって影渓になる。しばらく進んだが雪で歩き難くなる。
アタリも遠のいたので納竿
もう少し先に登山道に続く林道があるが雪の渓を歩くのは面倒だ。斜面に取り付いて登山道と交わることにした。疎らに見えた斜面の雪で滑り、なかなか前進できない。滑って転んだ拍子に尖った笹で鼻の下を突いて出血・・・・
標高差100m⇒15分の見積もりを立てたが30分以上かかり体力を消耗してしまった。
釣果はソコソコだったけど、これも『相性の悪さ』だろうか?
当日データ
 釣果:32尾 最大27.0cm キープなし
 
遡行距離5.0km 標高差370m

YouTube動画 四国の渓流釣り 2月南斜面の渓
アップロード:2016/2/20


コメント

タイトルとURLをコピーしました