テンカラの季節

渓流釣り遡行記2016
吉野川水系  2016/3/21 晴れ
前々回痛めた左足、中4日空けてもう大丈夫だろうと思って行った前回の遡行だったが帰って足を見ると膝が腫れぼったくなって膝裏に痛みがあった。これは無理をすると後々響いてくるかも知れないから今回は大事を見て中1週間空けた。今回の渓もアプローチと退渓が長く12kmを越える。本当なら短い渓から段々に慣らしてゆく方法が正解なんだろうが村兆さんからこの渓の名前を聞いた時、渓の魅力には勝てなかった。
車止めから1時間強歩いて下降地点までやって来た。
70m急斜面を下降して右の淵から釣りはじめる。以前は岩場をロープを掛けながら直下降していたが、最近は立木を頼りに少し上流に下降して歩き安いところを戻る安全策を取るようにしている。しかし急斜面には変わりない。

アマゴ7寸(23cm)
アマゴの活性は高そうだが針掛かりが甘くよく落ちる。
アマゴ8寸(24cm)
ムチャクチャ細身だが長さは8寸あった。

斜面を見ると、もう少しで陽が届きそうだ。
しかし、北斜面の狭いV字谷なのでなかなか陽が当るようになってくれない。

2条の滝を前にした細長淵
大物が居る大好きな淵田が、手前から中程にかけて浅くなっていた。落ち込みの白泡が切れた付近で幅広の7寸(22cm)を掛けた。

中盤は緩くなるが1m程の落ち込みに続く中淵が連続する。陽が届くようになり村兆さんの毛鉤に反応がよくなる。

村兆さんが支流で掛けた8寸(25cm)
アマゴの興味は羽虫に注がれ、常に上を向いているようだ。こうなってくると餌釣りの反応は悪くなってしまう。

2段滝の上で3尾掛けたが8寸に届かない。
今年誰も入っていない筈なのに大物が掛からない・・・・

しかし、テンカラは調子が良いようだ。前回は3スコアーをくらわせてやったのにほぼ同数の釣果、もしかして、はじめて俺の釣果を抜けるかも知れないとやる気満々だ。「チョット釣り方が嫌らしくないかい・・・・」とプレッシャーを掛けてみた。
釣果が同数で並んだ中淵
後で何を言われるかわからないが、ヤツにチャンスを与えてやった。一振り、二降り・・・・三振り目で「うぁー」毛鉤を木に引っかけてしまいやがった。ヤツが仕掛けを直している間に、この淵で4尾掛け勝負あった。笑えるほどプレッシャーに弱い村兆さんだがテンカラで30尾オーバーとは立派です。


二又前の魚止めの淵
端から見るとアマゴが数尾泳いでいるのが見える。その中の1尾が9寸くらいありそうだ。
上から流して目の前に餌をプレゼンテーションしてみたが7寸が邪魔をして喰ってきた。
こっちに気づく様子がないので時間を掛けて粘ってみたが針掛かりに至らず納竿しました。
釣果:33尾 最大24.0cm キープなし 遡行距離12.3km 標高差450m

YouTube動画 四国の渓流釣り テンカラの季節
アップロード:2016/3/24


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