下降して釣り上がる

渓流釣り遡行記2017
吉野川水系  2017/2/8 晴
車道から200m弱、下降する。
渓の出合いから入渓したことがあるが、源流を詰めて登山道から帰ってくると遠回りとなり長い距離を歩かされるので、この林道の存在を知ってから利用している。
半分くらいの標高差を下降すると横林道と交差する。横林道は渓の上流まで続いていると思われるが支流付近が荒れていて途切れてしまう。ここから渓に下るには急斜面の岩場をロープを掛け変えながら怖い思いをしなければならない。
少し横林道進み獣道のような薄く細い踏み跡を辿ると支尾根に乗ることができる。結構な急斜面だが踏み跡がしっかりしているので怖さはない。やがて尾根筋は垂直に近い傾斜になるから小谷に回り込みながら目的の渓に立った。

渓に下降する場合、尾根筋と谷筋では傾斜が違う。尾根のはじまりが緩ければ終わりは等高線が詰まって急斜面になる。そんな場合、谷のはじまりは急斜面で終わりは緩くなる。従って尾根筋から下りはじめ谷筋が緩くなったのを見計らって谷に回り込めば安全に目的の渓に下降することができる。要は尾根筋と谷筋を使い分ければいい。

急斜面の尾根筋

渓に立つ

下流は大場所が続く
出合いから釣り上がってくる釣り人と釣り場が重なるためか魚影は薄い。

中規模な崩落現場、
数10m渓が埋まっていた。土砂の流入はなく、下流の水が濁ることはないだろう。崩落が起こったのは最近のようで、岩の上に足を置くとガタっと動き歩き難い。

大滝を高巻く 右は壁、左はザレ場
以前来た時はザレ場にお助けロープが掛かっていたがザレが進行して手掛かりがない。
仕方なく、背面の岩場に取り付いてザレ場をやり過ごす。


アマゴ9寸(28cm)
水深がある淵の中央は無反応、落ち込み近くで喰って来た。一瞬「尺あるか?」と思ったが全然足りなかった。サイズが大きい雄の面構えは凜々しくてカッコイイ、9寸が釣れれば大満足だ。




いい感じの落ち込みと、良淵が続く
どういうわけか、釣れる釣れないにバラツキがある。淵の大小・深い浅い・日当たりが良い悪いは関係ない。アタリがあたら確実に釣れるから腕じゃないと思うのだけど・・・・


アマゴ6寸(20cm)
魚体が黄金に見えるのは、サビが残っているからだろう。渓の方向が変わって影渓になり風が吹くと寒い。雪がないと言っても2月、春にはまだまだ遠いって感じですね。


やっと、淵毎にアタリが出るようになってきた。さぁ、これからなんだけど・・・・
家を出たのが遅そかったので魚止めに届きそうにない。渓沿いの林道はなくなり、登山道からは遠くなるばかり・・・・楽に帰ることを考えはじめ納竿
渓沿いの林道まで渓通しで戻り車道に出た。

釣果:21尾 最大28cm キープなし 遡行距離5.0km 標高差260m

 

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