四国の渓流釣り 源流釣り入門
|
四国の渓流釣り |
関連遡行記 小田深山 釣り旅 (2014/6/23-25) 御来光の滝 (2014/7/12) 那賀川最源流 (2014/7/16) 吉野川最源流 (2014/7/19) 物部川最源流 (2014/7/27) |
源流釣り入門 | モバイルサイトはこちら |
仁淀川水系 |
2014/6/23 晴れ |
きっかけは小田深山の釣り旅でした。 |
小田深山 ブナの原生林の渓 |
仁淀川源流(御来光の滝) |
2014/7/12 晴れ |
魚止めの滝 6mの仕掛けで底が取れない深淵、大物の予感に満ちていましたが この日はアタリすらありませんでした。 魚止めとは名ばかりで滝の上にはアマゴが棲んでいます。 |
前回来た時、魚止めはこの辺りだったと記憶しています。 まだ、魚が走る・・・ 渓は川幅があり流れも太く山は豊かです。 魚止めになる理由など何も見つかりません。 釣り人に技量がなかっただけのことでした。 |
御来光の滝 台風明けとあってもの凄い水量が落ちてくる様に圧倒される直瀑 俗に言う「神々しい」とはこのことでしょうか? 源流を詰め時間ギリギリでやっと辿り着いた場所 感動は大きかったです。 |
那賀川源流 |
2014/7/16 晴れ |
この渓も川幅が広くゆったりとした流れがあります。 渓の真ん中 大岩に根を張った巨木が現れ どんな大水が出ても倒れない大きなパワーを感じられます。 |
大滝を高巻いて最源流域に入ります。 流れは細くなりましたが原生林の中を静かに流れています。 |
吉野川源流 |
2014/7/19 晴れ |
師匠から聞いていましたが大水が出て渓は荒れていました。 この原生林を持つ渓なら何れ復活するだろうと楽観的に思えます。 |
カツラの巨木が2本並ぶ 豊かな森が清い流れを生み、素晴らしい渓魚を育みます。 自然に対する感謝を忘れた釣り人が来るべき場所ではありません。 |
物部川源流 |
2014/7/27 猛暑/時々雨 |
巨木が渓を塞ぐ 倒れても朽ちるまで次世代の礎となります。 彼らも世代交代の循環を繰り返ながら現在の原生林があるのだと感じることができます。 |
納竿してブナの原生林を歩くと 樹と樹の間が広くゆったりとした空間が広がっています。 渓から離れていても岩一面を覆う苔は、渓の水量が安定していることを物語っています。 |
原生林・源流域の渓魚達 |
原生林・ 源流域のアマゴ① まさか在来種ではないと思うが、いくつかの要素を持っていました。 |
原生林・ 源流域のアマゴ② オレンジの小さな朱点が眩しい。 |
吉野川源流の岩魚 できればアマゴオンリーであって欲しいが下流域には岩魚が棲む 四国では、元々岩魚はいないことになっているから外道扱いされることが多い 俺が渓流釣りをはじめる前から棲んでいるのだから、そう邪険にすることもないだろう。 このフォルム、色使い、精悍さ、愛すべき渓魚じゃないか。 だが、これ以上の拡散はやめて欲しいと思います。 |
原生林・ 源流域のアマゴ③ 原生林の源流域に棲むアマゴは美しく野性味を感じる。 豊かな森が、清い流れを生み、素晴らしい渓魚を育む 俺はやはりアマゴがいいな |
YouTube VIDEO 「四国の源流を釣る」 |
源流アマゴの魅力 | |||||
四国の渓流はアマゴ域、最源流の魚止めには岩魚ではなく源流アマゴが棲む 源流アマゴは厳しい源流の環境によって容姿を変える多様性のある魚自然界で逞しい生命感に溢れる姿を見せてくれる。 源流アマゴの魅力に取り憑かれて長い歳月が流れた。魚体の姿・形・色使い、鰭の赤みを帯びた縁取り、特徴であるパーマーク、朱点の色と配置・・・・ |
源流釣りと焚き火 | |||||
焚き火があるだけで心強い。 漆黒の闇に向かう山奥深い源流で奇妙な動物の鳴き声・・・・ 風が吹き揺れる樹々のざわつきや何かが動いたような気配があっても怖くない。物の怪の存在なんて信じていないが、焚き火の傍にいる限り襲ってこないだろうと高をくくる。 |
滝がある風景 | |||||
源流を釣り上がっていると多くの滝に出合う。 滝の魅力に取り憑かれた。 直瀑は迫力に圧倒され、斜滝は美しさに目を奪われる。そして滑滝は優しさに気分が落ち着く 滝壺には大物が棲み、苦労して高巻けば桃源郷が待っているかも知れない。 そして、渓師は滝と対峙する。 |
源流の風景 | |||||
早期の源流は広葉樹の落葉で明るく空けている。 標高の高い場所でも陽が当たる向きによっては雪が少ない渓がある。殺風景な世界だが少しずつ春に向かう源流の様子が覗える。 竿を思いっきり振ることができる快さがいい・・・・ |
渓泊まりを考える | |||||
長年念願だった渓泊まりに行ってきた。 初めての渓泊まり 遡行記にも書いたが四国はコンパクトで急峻な渓が多い。 俺の釣りは魚止めを目指した源流釣り、車止めから山道を歩き、釣り始めは源流域、渓魚が居なくなる場所まで釣り上がる。 何度も大滝を高巻いたり、岩場をヘツったり、急斜面を這い上がったり、帰り道だって長くなる・・・・ |
新規開拓は楽しい | |||||
釣りのことだけを考えるなら通い慣れた渓の方がいい。時期や天候の多少の差があったとしてもルートを知っていれば迷うことはない。帰り道がハッキリしているなら長く時間釣れるし、ポイントは把握しているから釣果も上がる。 しかし、通い慣れた渓は物足りなさを感じることがある・・・・ |
稜線から見た源流 | |||||
ここ数年、渓流釣りのオフシーズンはオフトレと称して四国の山歩きをしている。 頂上からの眺望や長い道のりをピークまで辿り着いた達成感もさることなながら 源流通いの脚力維持と稜線から源流を見ることを主たる目的にしている。 |
源流の魅力 | |||||
車止めから1時間なんてのはザラ、中には3時間以上歩いてから釣りはじめることもある。 苦行のような遠く厳しい道のりを辿る。 漸く釣りはじめても滝や大淵、ザレ場や大岩が障害物となって行く手を阻む、 そのたびに高巻きやヘツリ・・・・ 源流釣りと云いながら釣りをしている時間は大したことはない なぜ、そんなにしてまで源流を目指すのか? 源流の魅力について考えてみた。 |
源流釣りの魚止めについて | |||||
源流の魚止めというロマンに満ちた場所 では、どんな場所で魚止めになるのか? 考えてみました。 |
原生林の源流釣り総括(2014) | |||||
2014年に遡行した原生林の源流釣りを総括しました。 四国を代表する原生林の源流 仁淀川源流・那賀川源流・吉野川源流・物部川源流 太古から続く大自然の営みの中で源流釣りが出来る喜びを感じながらの遡行でした。 |
源流釣りへのアプローチ | |||||
源流は、携帯の電波が届かないと思っていいでしょう。 勿論コンビニはありません。人に逢うことはまれです。 自力で源流を辿り、自力で帰ってくるのが基本になります。 源流は怖く、源流釣りは厳しいものと思われがちですが しっかり計画を立て、手順を踏めば憧れの源流に立つことが出来るようになります。 |
源流という場所 | |||||
源流とはどんな場所なのか? 考えてみました。 落ち葉の堆積や張り廻らされた根で柔らかくフカフカの地面、見たこともない直瀑や限りなく透明な大淵、春真っ盛りの頃なら芽吹きはじめた新芽の眩しさと彩りを添える花々、数百年も前からそこに立っている巨木の力強さ、水の流れに竿を出せば・・・・ |