四国の渓流釣り 源流釣り入門

  滝がある風景


四国の渓流釣り

 



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 源流を釣り上がっていると多くの滝に出合う。

 滝の魅力に取り憑かれた。
 直瀑は迫力に圧倒され、斜滝は美しさに目を奪われる。そして滑滝は優しさに気分が落ち着く
 滝壺には大物が棲み、苦労して高巻けば桃源郷が待っているかも知れない。
 そして、渓師は滝と対峙する。

 直登するのか? 高巻くのか? あるいは諦めるのか?
 難解なルート読みと遡行技術が試される。
 滝を一つ越える度に経験が積み重なり源流釣りの深い楽しみ方が分かってくる。


面河の滑滝:緩やかに滑り落ちる水の流れを釣りながら歩く

滑滝には優しい美しさがある。
水の流れを足先に感じながら、歩くように直登するのが楽しい。
四段滝の最上段:直瀑が途中で岩壁に当たり分かれて落ちる様は美しい

連爆の高巻き途中でガレ場の急斜面を下らなけれならない。
大して釣れないし、登り返すのが面倒・・・・しかし、この滝だけは外せない。
二条の滝:柔らかい放物線を描き落ちる、下段の直瀑との対比が見事

上段の滝は壁に窪みがあって滝裏に回り込める。
裏から間近に滝を見上げれば大迫力
(滝裏から撮影した動画『滝のある風景』は記事の一番下にあります)
幾滝と云う:幅広の落ち口から広がり岩壁を沿うように垂れる

瀬戸内側から急激に標高を上げた渓には釣り人を拒む滝が多い
高巻くのも一苦労だが、幾滝は直ぐ横に登山道が付いている。
源流域の無名滝:水の流れの本筋は正面、左は隣接する二つの滝

水量が多いと滝の迫力は怖さに変わる。
滝上の左支流の滝も凄いことになっていた。
ののじ滝:支流から百m以上の落差、下は飛沫となって消える

釣りに夢中になっていると突如上方に現れる。
見上げれば遙か上から落ちてくる水の流れに感動は大きい。
御来光の滝:神々しいとはこのことか、俗っぽいがアマゴはいない

出合から釣り上がると時間が足りなくなり滝に届かない。
この滝を見るために、アマゴが居ても竿を終い先を急ぐ価値はある。
無名滝:大した高さはない、横壁を滑り落ちる様が良い

なんとも美しい滝だ。
この滝を見ていると滝の美しさは大きさだけじゃないと思う。
雪瀑:厳しい遡行の末出逢える、末広がりが端正で上品だ

まるで坂を登っているような急峻な渓
立派な滝を幾つも越えてきたがこの滝の美しさには敵わない。
ゴルジェの無名滝:二条の滝が方向を変え、三条に分かれる大好きな滝

自然の造形美には驚かされる。
源流釣りは自然の造形美を楽しむ遊びでもある。

『滝がある風景』の動画はこちらから
四国の渓流釣り 滝がある風景
YouTubeアップロード:2016/8/11

『滝のある風景』の動画はこちらから
「が」と「の」・・・・特に意味はありません。
四国の渓流釣り 滝のある風景
YouTubeアップロード:2017/5/5



源流釣り入門 バックナンバー

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源流アマゴの魅力に取り憑かれて長い歳月が流れた。魚体の姿・形・色使い、鰭の赤みを帯びた縁取り、特徴であるパーマーク、朱点の色と配置・・・・

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焚き火があるだけで心強い。

漆黒の闇に向かう山奥深い源流で奇妙な動物の鳴き声・・・・ 風が吹き揺れる樹々のざわつきや何かが動いたような気配があっても怖くない。物の怪の存在なんて信じていないが、焚き火の傍にいる限り襲ってこないだろうと高をくくる。

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 早期の源流は広葉樹の落葉で明るく空けている。
 標高の高い場所でも陽が当たる向きによっては雪が少ない渓がある。殺風景な世界だが少しずつ春に向かう源流の様子が覗える。
 竿を思いっきり振ることができる快さがいい・・・・

源流釣り入門 渓泊まりを考える 渓泊まりを考える
 長年念願だった渓泊まりに行ってきた。
  初めての渓泊まり
 遡行記にも書いたが四国はコンパクトで急峻な渓が多い。
 俺の釣りは魚止めを目指した源流釣り、車止めから山道を歩き、釣り始めは源流域、渓魚が居なくなる場所まで釣り上がる。
 何度も大滝を高巻いたり、岩場をヘツったり、急斜面を這い上がったり、帰り道だって長くなる・・・・

源流釣り入門 新規開拓は楽しい 新規開拓は楽しい
 釣りのことだけを考えるなら通い慣れた渓の方がいい。時期や天候の多少の差があったとしてもルートを知っていれば迷うことはない。帰り道がハッキリしているなら長く時間釣れるし、ポイントは把握しているから釣果も上がる。

 しかし、通い慣れた渓は物足りなさを感じることがある・・・・

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ここ数年、渓流釣りのオフシーズンはオフトレと称して四国の山歩きをしている。 頂上からの眺望や長い道のりをピークまで辿り着いた達成感もさることなながら 源流通いの脚力維持と稜線から源流を見ることを主たる目的にしている

源流釣り入門 源流の魅力 源流の魅力
車止めから1時間なんてのはザラ、中には3時間以上歩いてから釣りはじめることもある。
苦行のような遠く厳しい道のりを辿る。
漸く釣りはじめても滝や大淵、ザレ場や大岩が障害物となって行く手を阻む、 そのたびに高巻きやヘツリ・・・・
源流釣りと云いながら釣りをしている時間は大したことはない
なぜ、そんなにしてまで源流を目指すのか?
源流の魅力について考えてみた。

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源流の魚止めというロマンに満ちた場所

では、どんな場所で魚止めになるのか?
考えてみました。

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2014年に遡行した原生林の源流釣りを総括しました。

四国を代表する原生林の源流
仁淀川源流・那賀川源流・吉野川源流・物部川源流
太古から続く大自然の営みの中で源流釣りが出来る喜びを感じながらの遡行でした。

源流釣り入門 源流へのアプローチ 源流釣りへのアプローチ
源流は、携帯の電波が届かないと思っていいでしょう。
勿論コンビニはありません。人に逢うことはまれです。
自力で源流を辿り、自力で帰ってくるのが基本になります。

源流は怖く、源流釣りは厳しいものと思われがちですが
しっかり計画を立て、手順を踏めば憧れの源流に立つことが出来るようになります。

源流釣り入門 源流という場所 源流という場所
源流とはどんな場所なのか? 考えてみました。

 落ち葉の堆積や張り廻らされた根で柔らかくフカフカの地面、見たこともない直瀑や限りなく透明な大淵、春真っ盛りの頃なら芽吹きはじめた新芽の眩しさと彩りを添える花々、数百年も前からそこに立っている巨木の力強さ、水の流れに竿を出せば・・・・