四国の渓流釣り
 2013年度渓流遡行記
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3/3 吉野川水系
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3/9 東予水系
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3/30 吉野川水系
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4/29 吉野川水系
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9/29 吉野川水系
  2013年度 最終釣行

 四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2013)
    気になっていた滝上
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東予水系

2013/5/12 晴れ

 渓自体が細長く水受けが少なそうなので、途中で水が枯れてしまうように思えるのだが、師匠の話によると上流の二又までアマゴが棲息しているそうだ。以前この渓に出かけたことがあるが上流にある大滝の迫力に圧倒されて引き返した。それ以来、気にかかっていた滝上がある。去年、師匠と源流を目指したが、本意ではないにしろ滝まで届かず中途半端に終わってしまったので思いはつのるばかりだ。標高差がかなりありきびしい渓なのでウェーダーから渓流靴に履き替えるこの時期を待っていた。

 

 標高差350m登り50m下降、去年の続きから釣りはじめる。
相変わらず水量は少ない。

 石積みのエンテ、以前来たときは狭い隙間を突っ張りながら登りきった。石に足を掛けて登りはじめるとソールが嫌な感じでが滑る・・・・スパイクフェルト 引っかかる箇所があればスパイクがガッチリホールドするのだが掛かりがないツルツルの石には全く効果がない。それと体重が乗らないと滑りやすく危険だ。昔、リョービというメーカがあった。フェルトのつま先部分に細いワイヤーが埋め込まれていてスベスベの石でもガッチリホールドしてくれる渓流靴だった。もうパテントは切れていると思うから何処かのメーカーで復刻検討してくれないかなぁ(使い古しのサンプルならもってるから提供してもいいよ)
 このエンテが登れないとなると三方塞がり・・・・引き返して大高巻きになってしまった。

【上の写真】 
落ち込みの中からアタリがあった。
アマゴ8寸(26cm) 

  
【右の写真】
アマゴ9寸(27cm)
体高がありいい引きだった。

【下の写真】
大滝の淵 
落ち込み右奥の深みからアタリがあった。

大滝を高巻く
 左の植林からの方が良さそうに見えたが25m上に大壁面が居座っているから相当回り込んでいかないと越えられそうにない。それに滝上の左斜面は垂直の壁になって下降するのは無理のようだ。林道は右の上の方に付いている高巻きに失敗しても帰りは何とかなるだろうと右を選択した。右も岩肌がゴツゴツしている。スキップフロアー的に何カ所かトライしてみたがリスクの高そうな場所を前に断念した。少し戻って小尾根を立木に掴まりながら登るが5m幅の谷筋を横切れない。かなり下に大滝の垂れ口が見えだした場所で渓筋をかわして壁面沿いを渓に続くルート・・・・やっとの思いで渓まで戻ると、そこはまだ連爆の途中で前に進めそうもないので、引き返してまた登り。結局、上に林道が見える付近まで登り切ってしまった。もうヘトヘトで喉がカラカラだ。今日は釣りをしている時間より高巻いている時間の方が遙かに長い。この先どうなるんだろう・・・・・

 林道を少し歩いて緩い斜面(といっても、そこそこ急な斜面)から渓に下る。
 漸く連瀑は越えたようだ。
 大滝を高巻く途中新しい足跡があった。まだ乾いてないから昨日か今日?のようだ。淵を前にしてバタバタしていないから釣りではなさそうだ。沢登り?滝見物?・・・何だろう

 大滝の上は連休中釣人が入っていないようだ。 小さな溜まりでもアマゴが居付いて浮いているが餌を追わない・・・・得意の見釣りが全く通用しない。流れがあれば、なんとか喰ってくるが水量が少ないのでそんな場所は多くない。
【左の写真】
アマゴ7寸(25cm)
不思議と7寸以下は針掛かりしない。

尺伝説 「尺1寸スレ掛かり」へ

次に25mの大滝
如何にも滝壺というイメージをもった淵
底に大石が沈んでいて期待感あったが1回大きなアタリを逃したあと沈黙してしまった。

この滝は左斜面から比較的楽に高巻くことが出来た。
  

 上流に行くほど朱点の数が多くなる。
たぶん、卵放流と思われる。

納竿場所

 タイムアウトでで納竿。魚止めの確認はできなかった。
 この分だと、師匠が言われるように上流の二又まで魚はいるだろう。
 怪しい獣道を辿ると林道と交わった。一気に標高差700mを下る。

釣果:19匹 最大34.0cm キープなし  
遡行距離10.2km