標高1000mの尺上

尺伝説(大物記録)
吉野川水系  2013/4/21
釣りはじめて1時間半、そろそろ魚が出だす場所なのに、全然釣れない。まだポイントも沢山あるし、もう1本別の渓をやるつもりにしているから「ボ」を考えるにはまだ早いが何となく嫌な感じになってきた。こんな時はセオリーに徹するのが1番だと思っている。
①渕尻に仕掛けを入れて様子見
②真中に仕掛けを入れて魚が出るか確かめる
③落ち込みに仕掛けを入れて上流から落ちてくる餌に夢中になっている魚を誘い出す・・・・落ち込みに仕掛けを入れて白泡が切れる付近まで流されきた目印が落ち込みに向かってスーッと動き出した。今日、このパターンはここで合わせを入れると餌の先だけ咥えた魚が顔を出してポチャリと落ちるのが数回・・・・・ これが釣れない理由だ。ゆっくりと竿を50cm位上げると横に走り出したところで合わせを入れる。
「ヨシのった!」
なかなか強い引きだ。しばらく好きに泳がせていると水面近くまで浮いてきた。
「デカイぞ・・・・まさかねぇ・・・・尺ありそうや」
取り込みは渕尻だ。しかし、落ち込みに仕掛けを入れるために1m位の高さがある岩の上にのってしまった。引き寄せようとするが浅場を嫌ってか?深場に戻ろうとするのを繰り返す。時間をかけて浅場に誘導してテンションを掛けたまま岩からズリ落ちて取り込んだ。

ここは標高1000mの源流域
四国の標高が1000m以上で尺上がでる可能性がある渓は極限られる。強いて言えば大きな本流の源流域みたいな場所だろうか。今回は支流の源流部だったから源流好きの渓師にとって格別嬉しい1尾になりました。

アマゴ 32.0cm ♀
流覇Ⅲ5.6m硬調 仕掛け寸法 3.5m 

 ハリス0.5号 キジ餌


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