遅ればせながら初尺

尺伝説(大物記録)
那賀川水系  2016/8/28
雨が大粒に変わった。
大樹の陰で雨具とザックカバーの準備をした。淵の真ん中に大岩が鎮座して流れを二分している。右、水量は少ないが30m以上の落差がある滝から流れ込みのある合流点、合流点との深みに仕掛けを入れるとチョンと小さなアタリ・・・・今日このパターンは、やる気があるヤツしか喰ってこない大抵はアタリ1発で終わってしまう。

大粒の雨で喰い気が増すことを願いながら次のアタリを待っていると、目印がスーッと横に動き出したところで合わせを入れた。狭い落ち込みなので直ぐ水面に現れた姿は結構デカイ・・・・尺はありそうだ。玉網を取り出したがワンタッチシステムが固まって開かない。バタバタしているうちに落ち込みの中に潜り込まれて動かなくなってしまった。落ち込みの中に横から突き刺さったている木に絡まってしまったのか????敗色が濃くなって行く中、どうして砂利の上に引きずり上げなかったのかと思う。
瞬時テンションを緩めると手元に魚心が伝わって来たので強引に引きずり出し玉網に収めた。幅広の雌、雌なのに凜々しさを感じる美しい魚体だった。今年は9寸が19尾、その内4尾が泣き尺、いつ尺が釣れても不思議じゃなかったのに、渓流シーズンは後1ヶ月を残すだけになっていた。せめて1尾だけでもと焦りはじめていました。遅ればせながら初尺  ムチャクチャうれしい。

アマゴ 30.7cm ♀
テクニカルゲーム渓隼 S中硬56
仕掛け寸法 3.5m  ハリス0.6号  キジ餌
タタミ二畳もない狭い落ち込み、支流からの流れ込み、大岩のエグレた深み、隣の淵と行き交いができる。大物が棲むには条件が良い

産卵時期を控えて大物の雌は、とても貴重な存在です。今後の渓流釣りを考えれば流れに帰してやるのが自然なことだと思います。


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