魚止めの源流尺1寸アマゴ

尺伝説(大物記録)
吉野川水系  2007/4/28
どうも針掛かりしない。 魚影はそんなに濃くないようだ・・・・急斜面の渓をどんどん這い上がってきたから、そろそろ退路が気になり始めていた。小さな落込み餌を落とす、餌ではなく目印にアタックしてきた。さっきのは、8寸位あっただろうか?油断はできない・・・・仕掛けを見ると錘の下に結び目が入っていた。
「大きいのが掛かったらやばいなぁ・・・・・」
仕掛けを変え、餌を付け直して少し粘ってみたが反応はなかった。
「魚がいるんじゃ、まだ止める訳にはいかない。もう少し上がってみるか?」
10m位の岩の斜面を登りきると10mの滝が左右から落ちて深みがある絶好の淵が待っていた。何気なく、手前から仕掛けを入れた瞬間に竿先が持っていかれ、左側の岩に中に逃げ込もうとしている。物凄いパワーだ。仕掛けはさっき変えたばかりやから心配ない。反対側竿を立てて踏ん張る。竿は弧を描き 、少し引き戻したが、まだ岩の下のエグレに逃げ込もうとしている。そんな綱引きを何度か繰り返しているとエグレに逃げ込むのを諦めたのか落込みへ走り出す。 しかし、岩から離れたら 釣り人の方が有利や。竿の胴に乗せて魚をコントロールさせながら泳がせる。少し弱ってきたところで水面に浮かせて空気を吸わそうとするのだが上手くいかない。まだパワーが残っているようだ。暴れられたら万事休すなので砂地の浅いところに誘導して網で掬った。ヤレヤレ・・・網の中には幅広の雄、まだサビが残っているのか色濃い源流アマゴ、思わず「カッコイイ」と叫んでしまった。
アマゴ 33.3cm  ♂
流覇 5.6m硬調  仕掛け寸法 3.5m
左の岩手前に餌を落とす。
岩のエグレに逃げ込もうとししたが何とか耐えた

コメント

タイトルとURLをコピーしました