記録更新　最高所の尺上

魚止めの滝までやって来た。
今日は水量が多いが普段はチョロチョロしか流れていない。ある程度の深みがあり水が涸れず餌となる川虫さえいればアマゴが棲んでいても不思議ではない。しかし、山頂までの標高差が少なくアマゴが棲める限界を超えているように思える。渓を囲む山々の植生が豊なんだろう。小さなアタリがあるが針に乗らない・・・・つい力を入れて合わせたら空振り、上の木に引っかかってしまった。幸い針が葉っぱに刺さっただけだったので難なく回収できた。気を取り直して同じ場所に仕掛けを入れる。またまた小さなアタリ、今度は少し送り込んで軽く合わせを入れると竿が引き込まれた。水中でキラリと光った影はそれ程大きくないように見えたが引きが強い、強引に石のエグレから引き出して浮かせてみると尺ギリギリって感じだった。

背中の朱点と黒点が重なり合った部分があり野性味溢れるカッコ良い雄アマゴだ。それよりも、２年前の「最高所の尺上」の標高より１００ｍ以上越えた場所で釣れた尺上、こんな標高の高い場所で尺上が釣れるなんて思ってもみなかった。もう、これ以上標高の高い場所で尺上が釣れることはないだろう。

アマゴ　３０．４ｃｍ　♂
渓隼　５．５ｍ　中硬　　仕掛け寸法　３ｍ
ハリス０．６号　　キジ餌

正面から見ると判らないが滝の上から見ると石の裏にエグレがあって奥が深い

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