東予水系 2018/2/1 雪
今年の冬は寒くて年が明けても変わらない。
1週間前は雨の予報だった解禁日の天気が数日前から雪マークに変わった。なんでも、寒気団が南下して高知沖を低気圧が通過するから四国全域で雪が降るらしい。去年の漢字は『北』だった。北の将軍様は元気やね。
ほどほどにお願いしますわ
朝起きると結構激しい雪が降りはじめていた。車を走らせながらNHKのニュースを確認した。「東京は午後から夕方に掛けて雪になる可能性があります・・・帰宅時は十分気を付けて・・・」 この前の雪で都心が大混乱したのは分かるのだけど、 こっちは、現在降っているんだから先に伝えるのが筋なんじゃないの? 5分位して「四国、近畿は平地で積もるところがあるでしょう。」って、それだけ・・・・怒!
東京一局の報道に物申す・・・・田舎者は僻んでますわ。
高速を潜り山側に向かって登りはじめると積雪、法皇トンネルを抜けるとさらに深くなり、降る雪も多くなったような気がする。新雪だから車で走るのは心配していない。目的の渓は、それ程厳しい渓ではないけど奥まで辿らないと抜け道に出られない。
ダメなら、引き返えしてもいいが明確な道がない・・・・
どうしようか?作戦会議
結局、銅山は諦めて瀬戸内側の渓変わりすることにした。
渓変わりした渓の車止めにも10cm以上の積雪があった。銅山より少しマシだが同じような状況、しかし渓沿いに登山道があっていつでも引き返せる。短い渓だからゆっくりでいい、、、なかなか雪の車外に出られないでいると1台の車が上ってきた。
車から出てきたのは若いおねえさんが二人、同業者とは違うようだ。
「登山ですか?」と聞くと「滝を見に行きます」と答えてくれた。
そして、手短に準備を整え雪の登山道に消えていった。それに促されるように我々も重い腰を上げる。
今年1年の安全祈願からはじまった。
大吟醸の御神酒、塩、洗い米、昆布・スルメ・いりこの乾物、干し柿、いつもより豪勢なお供えに、渓の神様もきっと願いを聞いてくれるだろう。
最初の淵の1投目
ツンツンと来て目印が動いたので合わせる・・・・小気味良いアマゴの魚心が竿に伝わる。意外とスンナリ、今年もはじまったんだなぁっていう実感
水量は少なめ、石の上に乗ると雪で滑るので渓通しで釣り上がるのは難しい。滑って転びドボーン・・・・寒中水泳なんてのは何としても避けたい。遡行は登山道を経由し深みのある場所があれば渓に下って竿を出すスタイルとする。登ったり下ったりの繰り返しで身体はポッカポカ、また、風がないため雪中で渓の水に浸かっている割には寒さは控えめだった。
次の淵で村兆さんが8寸前を掛ける。
薄いサビは残っているものの尾鰭を縁取った朱色が美しい。
水量が多いと飛沫をかぶって近づけない大滝、今日は水量が少ないので滝下から滝上を見上げた。滝壁にはツララが垂れ下がり,木の枝には雪が被さって寒そうな写真を1枚。
大滝真下の小さな淵で掛ける。
8寸はないだろうとメジャーを当てると24cmジャスト、産卵に失敗したのか腹の中に卵を抱えていた。この雪の状況で8寸が出れば幸先がいいとしておこう。
水温が低くて活性が悪いのか?魚影が薄いのか?
アマゴの反応はイマイチ
餌を喰ってもその場でジッとして動かない。何か変やぞと竿を上げると餌の先だけ咥えてポチャンと落ちるパターンに悩まされる。
ソロソロ魚止め、積雪は20cm以上なってきた。4ヶ月ぶりにアマゴの顔も見られたし、これ以上深入りすることもないだろうと納竿
これだけ雪が深いとそうそう源流に入れないし、水量も涸れないだろう。本格的な源流シーズンが明けるのが楽しみになってくる。
帰り道は雪遊び
氷柱を持ってハシャイデいるアホが一人います。大雪でどうなるかと思った解禁日、雪を楽しみながら無事帰って来られました。
『祝・愛媛渓流釣り解禁』です。
東予水系 2021/2/1 雪
釣果:5尾、最大:24.0cm、キープ:0
遡行距離5.0km、標高差:250m
「愛媛渓流釣り解禁2018」 アップロード:2018/2/6 | |
コメント