南向きの渓

渓流釣り遡行記2018
吉野川水系  2018/2/21 晴れ
山の斜面には結構な雪が残っている、今日は南向きの渓だからチョイとマシかも知れない。
傾斜が急な岩稜の滝渓なのに何故か早期に行きたくなる渓、ガジガジに凍ったときや吹雪が吹き荒れたときでも魚止めまで辿り着くことができた・・・・
 変な自信を持っている。
 止めまで辿り着ければ比較的安全な別ルートで帰ってくることができる安心感もある。
渓の入り口には全く雪がない、流石に南向きの渓だ。少し歩いて良淵が連続する場所から入渓する。この厳しい渓の中にあって比較的緩やかで釣りやすい区間になる。釣り安い故、魚影は少ない、アタリの無い時間帯が続いて漸く7寸が針掛かりした。
朱点が控えめでシンプルな色形をしている。




次に大場所が続く、上り下りが面倒くさいので大岩の上から竿を出す、白泡の中から8寸前・・・・「わぁ~どうしよう」 抜き上げても良いが大事をとり下流に誘導して取り込んだ。
こいつもシンプルでいいアマゴだった。

大滝に行く手を阻まれるが山側に取り付けば巻道がある。滝壁の際に付いているから高度感にビビりそうになるが立木が生えているので大丈夫、落差の割に壺が狭くて浅い。
5、6寸がポツリポツリと釣れはじめた。

渓が方向を変えると雪が現れだした。 疎らな雪が靴底に着いて岩の上にのると滑りやすい。 雪の上に乗らないように慎重な足運びが必要になる。



大岩が積み重なるゴーロ帯に差し掛かる。 実績では8~9寸が連続するポイント・・・・今日は6寸が出れば大きい方、期待が大きかっただけにチョットガッカリ


連爆の下までやって来た。いつもは滝の横から竿を出しているから滝を正面からみたのは初めてだ。 正面から見ると連爆の切れ間が覗かれなかなか迫力のある滝、ここから、標高差100m連爆の高巻きが始まる。


高巻き途中からみると一つ目の滝はややこしそうなのでいつもはパスしている。立木伝いに近寄ってみるとここをこうやって、そこをそうやって、あそこをああやれば・・・・降りられそうじゃない。
滝下から見上げると落ち口の競った滝壁が扇状に広がりをもつカッコイイ滝やわ、滝壺に仕掛けを入れると一発で8寸(26cm)ここをパスしていたなんで、いままで勿体無いことをしていたなぁ。

高巻き途中、雪で滑り右足を捻った。 大したことはないが変に歩くと体重がかかり少し痛みがある。
次は氷の滝か・・・・ガジガジの凍っているのは想像 できる、踏ん張りが利かないってのも嫌やなぁ。植林に回り込めば帰り道に出合う、8寸も釣ったしここで早めの納竿となった。


当日データ
釣果:18
尾 最大26.0cm キープ0 遡行距離5.1km 標高差360m

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