中途半端な釣りだった

渓流釣り遡行記2018
渓流釣り遡行記2018
 吉野川水系  2018/7/27 晴れ 

車止めまで半分以上の距離を残し谷筋からの土砂流入で通行止めとなった。

この林道が舗装されて5年以上経つだろうか?釣れなくなったのはその頃からだったような気がする。

それ以前は常に何処かが崩れていたので林道の始まりから歩きはじめることもあった。

どうせなら、このまま放置しておいてくれた方が源流のアマゴは復活するんじゃないか・・・・などと思いながら入渓の準備をはじめた。

歩きはじめると、鬱陶しいテジロが寄って来た。

遠巻きに徘徊し飛びかかるチャンスを覗っているだけで総攻撃を掛け襲いかかる凶暴さではない。

ソロソロ、テジロの季節なのか? コイツさえ居なければ夏の源流は最高なのに・・・・

これから1ヶ月が思いやられる。

テジロを引き連れて車止めまでやって来た。
さらに山道を1時間近く辿り電力取水上を目指す。
山道横の本流は大場所が連続する、取水さえなければ有望な釣り場になり得るのは間違いない。
渓の入り口は荒れていた。
斜面が崩れて大量の真新しいガレで渓の流れが埋まっていた。
崩れた箇所は帰り道が通っている場所、下から見るとチョットヤバそうな感じ・・・・まぁ、帰りは帰りに考えるとして上流に向かって進む。
それより気になるのは西日本豪雨から3週間近くになるのに水がまだ濁っているってこと。
まだ何処かで崩れている場所があって土砂が流入しているのだろうか?

アマゴ8寸(26cm)

アタリに乏しい釣りだったが、取り敢えず8寸


釣れない。
仕方ないので滝や花を撮影することが多くなる。岩場の高巻き途中で目の前に現れた紫の花、アップにすると妖艶な感じがする。
相変わらず、渓メシはセブンの冷やしうどん 
味・量・値段ともローソン・ファミマを引き離しているし、並のうどん屋ならいい勝負ができる。
今日は新商品のとり天 ノーマルより100円高だった。
とり天の油で一番気に入っている『いりこ風味』が薄れている感じ・・・・『麺類50円引き』だったから、まぁいいか
今度からは絶対ノーマルにしようと思う。
他に「セブンチャーハン」と「ハムサンド」 これは、何かあった時の予備食に置いておき帰りの車中で食べる。

ここまで8寸とチビが2尾だけ、アタリが無いからどうにもならない。

『最源流まで行けば何とかなる』・・・・そう思っているが状況的には厳しい。

遡行中最大の淵、ここで釣れなければ渓変わりすることに決めた。

時間をかけ丁寧に粘ってみたが無反応だった。


2本目の渓、大岩が積み重なり傾斜がキツイ、深みを持った淵はないが小さな溜まりでアマゴの反応は上々だ。
車止めから1時間近く歩いているのだから、これが当然の結果だと思う。
最初に入った渓が釣れなさ過ぎや・・・・濁りのせいにしても何かがおかしい。

アマゴ9寸(28cm)

岩が重なった奥に落ち込みがあり少し深みをもったポイント、ピン飛ばしで仕掛けを入れると1発で喰いついてきた。

今日は釣れない日だと思っていただけに嬉しい1尾だった。


大岩が積み重なったガレ場を通り過ぎると渓筋が狭まったゴルジェの渓相になる。

幾つか滝を越えるとヤバそうな滝が現れた。

急斜面のザレ場に太いツルが垂れ下がっていたのでそれを頼りに滝を越えた。

次の滝は壺に降りることができない。途中の狭いテラスから竿を出しアタリがあったが針掛かりに至らなかった。

さて、この滝をどう高巻くのか?

右壁をヘツってもいいが最後2m幅に手掛かりがなく、3mの高さを滑り落ちるのが想像できた。

左壁は下の滝に戻り大高巻きしてもロープが下まで届きそうにない。

だとしたら、ロープで壺に降りて滝の切れ間をシャワークライム・・・・これも無理かな。

10年以上前に高巻いて通らずまで詰めた記憶があるがどうやったのか思い出せない。

体力も気力もとっくにピークを過ぎている。

怪我しないうちに引き返すのが賢明であるというのが結論だった。


2つの渓とも中途半端に終わったので時間が余った。

本流の大場所に下り竿を出したらモツゴが数尾が針掛かりした。

モツゴを餌にしているなら大物が居るかも知れない。

期待した大滝の壺は6寸止まり・・・・

まぁ、今日はこんなもんだろう。


遡行デー
 吉野川水系 2018/7/27 晴れ
 釣果:
14尾 最大28.0cm キープなし
 
遡行距離10.5km 標高差350m

 

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