雪なし、漸く春の渓流釣り

渓流釣り遡行記2018
東予水系  2018/3/3 晴れ
徳島と高知の渓流が明けたのに、まだ愛媛の渓にいる。
1日が解禁日で、初めての週末を向かえ渓の祭り騒ぎは継続中である。3月解禁日当初はとにかく釣り人が多い。 余程、渓の選択をしっかりしておかないと頭を跳ねられるのは必至
しかし、熱心な夜討ち組の存在もあり計算通りにはいかず思い通りの釣りができないことが多い。

解禁日から1ヶ月過ぎた愛媛の渓は落ち着きを取り戻している。そして、先週まで雪に閉ざされていたので釣り人が入っていない渓が沢山残っていると云う読み、 徳島・高知の渓が落ち付くまで、しばらく愛媛の渓に入り浸ってみようかな。

積雪があったとは云え車道に近い場所は釣り荒れ感があるので歩いてから入渓する。 歩けば釣れる。解ってはいるが年々衰える体力と脚力、この先何年持ってくれるのか?
それにしても、ダラダラと登りっぱなしのこの坂はシンドイ、雪がないだけマシと云えばそうなんだろうけどね。


釣りはじめ、最初の何淵かでアタリが無い。そんな筈はないだろうと粘ってみるものの結果は変わらない。 この区間で釣れないとなれば厳しい釣りになるかも知れないなぁ
なんて心配していると浅淵から8寸(25cm)
なんだ居るじゃない!!


3日前の雨の影響で水量は多め、渇水気味だった渓は少し潤った感じがする。これで高い山の雪解けが入ってくればしばらくの間水量は安定するだろう。


白泡が切れる間際で小さなアタリ
 どうせチビ助が餌の先を咥えているんだろうと思ってたら穂先が水の中に引き込まれた。
 水中を走り回ってなかなか浮き上がってこないので尺あるかも・・・・1cm足りなかった。


先に8寸が釣れた、引き寄せようとしたら少し大きいのが追ってきた。素早く8寸の針を外し、同じ場所に仕掛けを入れたら直ぐに喰って来た。
あらまぁ、9寸あるじゃない。
アマゴの活性は悪くないようだ。


朱点が黒点の上に重なり配置としては申し分ない
 大きく均衡がとれたパーマーク、9つかぁ・・・・惜しいなぁ
 在来を感じさせてくれる良いアマゴだった。
メタポアマゴ8寸(24cm)
コイツは典型だけど、この渓のアマゴはよく太っている。餌が少ないこの時期に、どんなご馳走を喰っているのだろうか?水生昆虫だけじゃこんなに太らない、雨でカンタロウが流れ込んだのか?


アマゴ8寸(24cm)、尾鰭の縁取りが美しい
ここで、気付いたことがひとつ、いつも実績のある場所は釣れなくて、それ以外の場所で釣れる構図、如何にも魚が居そうな場所から魚が出るのが常識の範疇、そんなポイントはアタリもなく、サブ的な場所から釣れることが多かった。
これは、どういうことなのか???理解に苦しむ。

最後の淵で9寸(27cm)が出た。
これで5つ目の9寸・・・・なんか凄い釣りをしているんだけど、あまり釣れた気がしない。たぶん、それは上に書いたことが理由なんだと思う。
結局、源流の出経路まで雪はなかった。今年初の雪なし釣行、漸く春の渓流釣りがはじまった感じがする。

帰り道、去年落としたフリースを拾った。
ポカポカ陽気で汗だくになり、脱いだフリースをザックに挟んでいたら知らぬ間に落としていた。親切な方が枯れ木に掛けてくれていたので汚れもなく、暗い植林の密集地で色褪せもなかった。
一度失い諦めていたものが思いも寄らない理由で戻ってくる。なんだか縁起が良いし運命的なものを感じてしまう。何処のどなた様か存じませんがが感謝申し上げます。


当日データー
釣果:32
尾 最大29.0cm キープ0 遡行距離9.3km 標高差500m

 

 

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