釣り旅

渓流釣り遡行記2015
四万十川水系  2015/9/9 曇り/小雨

銀ちゃんから「小田深山2泊3日」 釣り旅のお誘いがあった。
メンバーはタカちゃんを加えた3名 もしかしたらLさんも参加するかも知れないとのこと、タカちゃんとは1ヶ月前の飲み会で初顔合わせしたばかりの若者、二人は都合で出発が遅れると言うことなので初日の釣りは別行動して、夕方宿で合流する計画

小田深山周辺の釣りは2日目二人と合流してからでもいい。折角、遠出するのだから四国カルストを挟んで四万十川の源流部に入渓することにした。計画当初の天気は晴れの予定だったので四万十川源流域の新規開拓をもくろんでいた。しかし、2日前太平洋上に発生した台風が、もう朝方に上陸するらしいので天気が読めない。それなら、10年前に一度入ったことがある渓、いざ増水となっても慌てずエスケープできる。岩魚とアマゴ混生の渓だから、銀ちゃんが大スキな骨酒用の岩魚を確保するのも簡単だろう。

四万十川源流は冠とする山の標高が低いので下流域は緩い渓が多い。東予の渓と比較すれば物足りなさを感じるが、源流に近づけばそれなりの厳しさが待っている。
ポイントは1m位の落差から広がる淵が前回の淵を忘れない程度に現れる。

この渓はアマゴと岩魚が混生する渓。
混生した場合、上流下流・本流支流で棲み分けしている渓が多いが、ここは完全に混生している。釣れる場所はアマゴは淵の流芯や渕尻、岩魚は落ち込み横の流れが緩くなったポイント、釣れる割合はアマゴ2に対して岩魚1・・・・前回は逆の割合だったような気がする。
釣れる型はアマゴが5~6寸、岩魚が6~7寸

下の写真は津野山アマゴの固有種に近いアマゴだと思う。
特徴は、パーマークの数が少なく丸い、パーマークが5個なんてのもいるそうなので驚きだ。写真のアマゴはパーマークが7個だが、5個ってどんなバランスで配置されているのか見てみたい。


岩魚8寸(26cm)
引きは岩魚の方が強い。厚みがあればもう少し楽しませてくれるのだが全体に細い岩魚が多い

二又を過ぎると渓相が良くなる。
2~5mくらいの落ち込みから深みを持った中淵が連続するようになる。大岩の地形・・・・短いゴルジェも現れ、いい感じの渓相だ。
そして、釣れるのは岩魚だけになってきた。・・・・アマゴは居なくなる。岩魚のアベレージサイズが8寸前後となり引きが楽しくて仕方ない。去年、宿の女将さんが作ってくれた岩魚のムニエルがムチャクチャ旨かったことを思いだしムニエル用の岩魚をいくらか確保した。

納竿と決めた滝壺の奥から本日最大9寸前の岩魚が掛ける。
もう少し上流から入渓すれば凄いことになっていたかも知れない。撤退道は渓の上に横林道があったような記憶・・・・小尾根の薄い踏み跡を30m登ると横林道に出合った。低木に覆われた嫌な感じの横林道をしばらく辿って、支流沿いの杣道から車道に出た。

車止めから1時間少々で宿に着いたのは予定通り。

風呂上がりのビールで乾杯 アルコールが身体に馴染んできたところで岩魚の骨酒、次に銀ちゃんが持参したワインに切り変わった。そして、麦焼酎があっという間に空になり、いも焼酎に手を伸ばした。いったい、どれだけ飲めば納得するのか?
日が変わって、目覚めてから丸1日が経とうとする頃、楽しい宴会は終りを向かえた。明日、いや今日か・・・・釣りになるのだろうかと思いながら深い眠りについた。

釣果:63尾 最大26.5cm キープ7 遡行距離12.5km 標高差220m

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