渓流釣り遡行記2015
東予水系 2015/2/8 曇り/雪/晴れ時々曇り
東予水系 2015/2/8 曇り/雪/晴れ時々曇り
徳島の釣具屋に餌を買いに行ったとき、猪ノ原トンネルの入り口付近の山肌に雪があったのを見て先週第1候補の渓に行くのは諦めた。瀬戸内海側の渓は北斜面だが山間部と比べて気温が高いから雪が少ないんじゃないかとという勘ぐりのなかで魚止めの標高が低い渓を選んだ。
天気予報は午前中に雨が降る予定、たぶん渓の上流部はは雪になるかも知れない・・・・車止めで夜明けを待っていると本格的な雨が降り出した。この時期の雨は厄介だ体温を奪われ寒くて釣りに集中できない。上着の下に合羽を着込んで出かけようとしていると小降りになったので一安心だ。
この渓は、車止めからしばらくの間、ヨダレが出そうな良淵が連続するが魚影は薄い、釣れてもチビアマゴだけしか釣れないからいつもはパスする区間だが去年の大雨で車道が荒れていたから普通の釣り人は近寄り難いのじゃないかと竿を出してみた。5寸が針掛かりしただけでいつもと同じだった。
渓と林道が近づいた場所から竿を釣りはじめる。
二又の合流ポイント
村兆さんが粘ったがミミズの先っぽだけしゃぶられるアタリだけで針掛かりしなかった。
村兆さんが粘ったがミミズの先っぽだけしゃぶられるアタリだけで針掛かりしなかった。
俺にも漸く7寸が出た。
ここから渓は急に立ち上がり連爆帯になる。
ここから渓は急に立ち上がり連爆帯になる。
村兆さんが9寸をバラす
「どれくらいあった?」 広げた手は尺を遙かに超えていた。
「どれくらいあった?」 広げた手は尺を遙かに超えていた。
滝があっても淵がない不毛の連爆帯を高巻く遡行が続く、そこそこの落ち込みがあったので竿を出すと7寸が2匹、こんな環境の厳しい場所にもアマゴは棲んでいる。
また高巻き・・・・前方が切れて崖になっている。際どくホールドすれば突破できるが所々に雪が付いて嫌らしい。これ以上は無理と判断して撤退にかかる。
しかし、連爆帯を下って茨の道をかき分けて200mの登りはキツイ、20m程上に植林が見える。ここからなら標高差100m強で滝上に出られる。植林と言ってもムチャクチャの急斜面・・・・愛媛の植林には頭が下がります。
3、40m登ると合掌作りの屋根のような尾根に出た。そして、赤テープ付きの尾根道があったが息が上がってへこたれる急斜面だった。
若いとき、この先にある大滝を正面突破した記録が残っていたがどんなルートを辿ったのか覚えていない。酒の席でこの大滝の話が出て「俺、突破したことがある・・・・」と言ったら
「あの滝は無理やろ、記憶違いじゃない」と諭された。
数年前、滝上から見る限り取り付けそうなルートは見当たらず、「やっぱり、記憶違いだったのか?」と思いはじめていた。たぶん、右側面からこの尾根ルートを利用したのだろう。
漸く、長年の謎が解けて胸に突っかかっていたものが取れたような気がする。
滝上は傾斜が緩くなる。
両岸を岩に囲まれた落ち込みと中淵が連続して渓相は抜群だ。
両岸を岩に囲まれた落ち込みと中淵が連続して渓相は抜群だ。
深みのある広淵
左の岩のエグレから本日最大7寸(23cm)のアマゴが出た。水温が低くて餌を取れないのか、まだ痩せている。
左の岩のエグレから本日最大7寸(23cm)のアマゴが出た。水温が低くて餌を取れないのか、まだ痩せている。
雨が降ったり、雪が降ったり、急に晴れたりと、めまぐるしく変わる変な天気
急に渓の上流から吹雪になる。しばらくすれば止むだろうと思っていたが激しさが増すばかり、時間は1時、渓と林道と合流する場所に着くのは上手く行って4時過ぎだろうか?
この吹雪ではもう少し掛かるかも知れない・・・・まだ、陽が短い時期なので4時納竿から撤退していたのでは暗くなってしまう。村兆さんと相談して右の写真の落ち込みで納竿、辿ったルートを引き返す。それにしても、急斜面の尾根ルートは急すぎて林道の域を超えていた。
当日データ
釣果:11尾 最大23cm キープ0
遡行距離8.4km 標高差440m
釣果:11尾 最大23cm キープ0
遡行距離8.4km 標高差440m
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