件寸定規オーバー

尺伝説(大物記録)
物部川水系  2008/8/31

小さなアタリだった。ちょこんと合わすと竿が持って行かれそうになり、慌てて竿を立てた。竿は弓なり、完璧に胴に入ったのだがゆっくりと落ち込みへ動いている。落ち込みに入られてはまずい。めいっぱい耐えていると、左のエグレに向かって動き出した。こっちはもっとまずい、糸がエグレの岩に擦れそうになり竿を寝かす・・・・落ち込み・エグレのやりとりを何度か繰り返すが、姿が見えない。まだ、主導権はヤツが握っている。

再び、ヤツが落ち込みに向かったとき、落ち込みからの流れに乗せ手前までひきよせることに成功 浮いてきたヤツは「むちゃくちゃデカイ(^^;)」  ビビリが入り玉網がなかなかとりだせない・・・・・もたもたしているうちに、ヤツは落ち込みの方へ戻っていった。少し弱ったのか竿でヤツをコントロールできるようになった。淵の真ん中を泳がせながら渕尻の浅くなった砂利のところまで誘導して玉網に収めた。 検寸定規をあてると、検寸定規から尾鰭がはみだしているではないか、尺2寸オーバーの27.5cmあった。自己記録更新である。

アマゴ 37.5cm  ♂
流覇 5.6m硬調  仕掛け寸法 3.5m

畳6畳敷くらいの中淵です。落ち込みの底には左の大岩の下はエグレになっていて逃げ込まれたら万事休すでした。ここは、高度1000mを超えている。まさか、こんな場所に𢮦寸定規オーバーの尺2寸が棲んでいたとは驚きである。兎に角、うれしい一尾であった。


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