吉野川水系 2020/6/23 晴れ
家から30分程走るとトンネル工事で通行止めだった。
10km手前で通行止めを示す案内人が立っていたのでスローダウンしたけど何にも言われなかったし通行止めの看板は交差する道の方を向いていたのでそっちが通行止めかと思っていた。
5時には通行止めが解除されるという。
1時間半のロス・・・・「もう、車止めに着いてるわ」
遠回りの迂回路は2カ所でそれぞれ1時間のロス、
山越えルートも考えたが細いクネクネ道を1時間近く走る気にもなれず少しでも早く着くならと迂回路に向かい後戻りした。
思ったより早く着いた、こっちの方が距離が短いのか?
薄暗い山道を歩きはじめる。
この渓は入り口から原生林だ、幅広の流れには如何にも釣れそうな良淵が連続しているが車道から近く釣り荒れ感は否めないので上流の二又まで歩てから釣りはじめることにした。
大した傾斜があるわけじゃないのに30分歩いたら袋はぎが張ってきたので道端に腰を下ろした。
自粛明けから3回目の釣行、2週間間隔では足や体力が付いてこない・・・・もう少し釣行ペースを上げなければ歩きはじめがキツい。
リトルプレゼンツ ウエットゲーター AC-10 タン M
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今日から足回りがウェットゲーターになった。
水漏れする防水ソックスで通そうかと思っていたが誕生日プレゼントに末娘が買ってくれた。
今まではパズデザイン製を履いていたが2シーズン履けば足底に大穴が開くのでリトルプレゼンツ製に変えた。
パンチングクロロプレンの素材や厚みは変わらないので耐久性は同じだと思うけどし袋はぎりをフィットさせる調整機能が付いていた。
防水ソックスと比べたら水抜けがいいし通気性も全然違う。夏の渓流で足回りの保護を保ちつつ快適に遡行するならウェットゲーターに限る。
葉の色が濃くなった樹々に空が覆われた狭い谷間に陽の光が直接差し込むようになり漸く明るい渓になってきた。
夏とは云え朝一番の源流の水は冷たい。
美しい滝の前で水に浸かり冷えた足をしば楽の間写真撮影をしながら暖めた。
日が差し込み濡れた足回りが乾くようになれば、もう大丈夫だ。
魚影は濃くもなく薄くもなくほどほどに釣れる。サイズは5~6寸・・・・
もう少し大きい奴は居ないのかと思っていたら7寸が竿を曲げた。
このサイズでも夏の幅広な魚体は泳ぐ力が強く軟調の竿では泳ぎ回られて一気に抜きあげることを躊躇わせる。
深みを持った場所が少ない渓
浅瀬釣りは得意ではないけど梅雨の雨が入り水量が増しているのでポイントが絞りやすくアマゴの警戒心は薄い。下手は下手なりの瀬流しをしていると岩陰から出てくるアマゴが見えて一気に食らいついたのは8寸だった。
「へぇ、こんな所に8寸がいるんだ」
なんだか釣りが上手くなった気分だったが梅雨の増水がなせる業で平水に戻れば通用しないのは明らかだ。
幾分、渓の傾斜が上がり落ち込みの後に深みを持った小淵が現れだすとアマゴのサイズがアップした。
アベレージが7寸に8寸が混じる源流らしい展開になってきたので楽しい。
原生林に覆われた渓だと光を受けた葉っぱのグラデーションが水面に映え写真の雰囲気が随分良い感じになる。
美しい原生林には美しい源流と美しいアマゴ
釣り親父も自撮りでカッコつけてみる。超広角レンズで煽ってやればそれなりの写真に納まった。
魚止めの滝の前で本日の最長寸が出た。
幅広で銀の鱗と薄いオレンジの朱点が美しい。
前衛に深い淵、両岸は岩壁が立ち上がった魚止めの滝
魚止の滝と言うより人止めの滝だった。
家に帰り深く地図を観察すると滝上には短い区間に傾斜が緩い場所があって人が行かないのであれば大物がいそうな期待を持ったせてくれた。
滝をどうやって越えればいいのか?
アレコレ考えながら滝までやってきたのだが前衛の深淵がガレに埋まり滝の落口に難なく近づけた。
岩壁に取り付くと岩間のヘリから簡単に高巻けたには何とも拍子抜けだった。
さて、大物は居るのか?
深みがある場所が2カ所、全くアタリがなくて直ぐに二又に到達した。
二又は急に傾斜が上がり水が流れ落ちるだけでアマゴが棲めるような場所がなさそうなので納竿した。
あっ、魚止めの滝もアタリが無かったけどね。
期待外れには違いないが結果が出たことで一つのモヤモヤが消えた。
時間が余ったので本筋の源流も釣査に入った。
前回来たときは二又からアタリが少なくなり山道が交差すると全く釣れなかった。魚が居ないのか?激戦区で釣りきられてしまったのか?
緩い尾根越えで前回納竿した場所の上に入った。
全くアタリが無い・・・・やはりアマゴは居ないのか?
二又まで釣り上がり釣れなかったら止めようかなと思っていたら渕尻から落ち込みに向って走るアマゴが見えた。
「なぁーんだ居るじゃ無い」
それから何尾か見たけどアタリがない・・・・これは相当の釣人が入っている激戦区かも知れない。
アタリが出始めソロソロかなと思っていたら7寸が姿を見せた。釣れない区間が長かっただけにメチャ嬉しい1尾だった。
その後、ボチボチ釣れはじめて水線近くで納竿した。
水線が切れても、まだアマゴは居るので今後、最源流を詰めてみるのも面白いかも知れないがチョット渓が緩る過ぎるので水量が減って直ぐに終わってしまいそうなのが気がかりやね。
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