夏仕様 源流シーズン到来

渓流釣り遡行記2020
渓流釣り遡行記  2020/3/25  晴れ  吉野川水系

3月初めの釣行で雪の高下駄に何度も足をひねった影響なのか右足のアキレス腱に違和感がある。前回の釣行は後半に痛みが出てきて帰り道は車道歩きだったのに右足を引きずりながら帰ってきた。
しばらくおとなしくしていたがリハビリを兼ねて近所の緩い谷を歩いてみてこれくらいの痛みなら釣りに行けそうな感じがしてきた。

さて、何処へ行こうかと考えた時、真っ先に思い浮かんだのが何年か前に大物を釣り損じた魚止めの淵だった。足に不安を感じての釣りだからもっと緩くて短い谷にした方が良いんじゃないの?と自問自答したけど他の代案に魅力を感じることはなかった。その代わり足回りを夏仕様に履き替えて身軽にした。それと近所の谷リハビリで足裏の痛みが軽減されたGゼロインソールの渓流現場テストに持ち込む。

渓流靴+防水ソックス+スパッツ
足回りを夏仕様に履き替えた。


車止めから1時間歩き小休止してまた歩き始める。
急斜面にさしかかると右足はまだ元気なんだけど、この先1時間近く歩き続けることが嫌になって「釣りながら登ろう」と谷筋に下った。

何処をどう間違ったのかややこしい場所から入渓してしまい、いきなり膝上までの谷渡り、防水ソックスを履いているとはいえ御値段リーズナブルな中華製は使用1回で防水効果を失いジワジワと水が入ってくる。おまけに陰で陽が当たらない場所には雪が残っているので近所の谷とは比較にならないほど冷たかった。まだバシャバシャと水の中に入るのは避けたいところだが渓流靴が濡れる程度なら我慢できる。できるだけ水に入らないようにする遡行は遠回りになって疲れるが水の中に入って「ヒィー」と叫ぶよりはマシだ。

先ずは8寸、幅広の良いアマゴが釣れた。
水も冷たいけどアマゴもメチャ冷たい。よくもこんな冷たい水の中でも活性よく餌を追ってくれるものだと感心させられてしまう。

また8寸が釣れた。
この区間は落ち込みと良淵が連続する場所なのだが7寸が精一杯で8寸なんて滅多に釣れない。と言うことは3月後半にして誰も入っていない真っ新谷なのか?そうなれば連瀑の核心部は凄いことになるかも知れないなんて勝手に想像した。

連瀑の核心部に突入するとサイズダウンしてアタリも疎らになった。釣り人どうのこうのより谷の傾斜がキツすぎて魚影自体が薄いのかも知れない。
大滝の高巻き途中で植林に続いている道と出合った。地図を確認すると標高差50mで山道にぶつかる。このまま連瀑をやり過ごしたとしても大物は釣れないような気がするし源流部を釣る時間が少なくなってしまうので連瀑をパスして山道に這い上がり源流部から釣ることにした。出合った道は遠回りになりそうなので標高差50mの直登、上がったり下がったりの源流釣りも楽じゃない。


源流部は魚影を多く目にするのだがなかなか喰ってこない。誘って誘いまくればやっと興味を示すって感じで1尾釣れるのに時間が掛かる。しかし、日当たりの良い浅い場所は目の前に餌を落としてやればパクっと食いつくので水温差が魚の出方に大きく影響しているようだ。


本日から新竿のデビュー
メインで使う竿を5.6m⇒6.1mに変えた。自重18gの差なんてたいしたことないと思っていたが1日中振るとなればジンワリと効いてくる。仕掛け寸法も50cm長くしたので木の枝に引っかかる確率が高くなったが立ち位置が下がったから見釣りで魚が感じるコチラの気配は薄くなったように思える。障害物を躱す感覚を身に付けるのが早いか邪魔くさくなって仕掛けを短くするのが早いか・・・・これが今後の釣れる釣れないの差になるように思える。

新しい渓流竿
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尺伝説(大物記録)⇒『魚止めの主』へ続く

魚止めの主
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結局、30分延長は1時間延長になってしまった。
心配していた右足の痛みは下りの歩きに影響することなく暗くなる前車止めに帰還することできた。

Gゼロインソール使用感
前回、近所の谷で感じたグニュグニュ感は渓流靴のインソールを付けたまま敷くと渓流靴と足の密着感が高くなり凹凸だらけの源流歩きに安定感が加わった。なにより体重負荷を吸収してくれるので長距離を歩いてもでも足裏の疲れが軽減されるのがいい。水の中に入っても違和感はなかったので源流遡行のアイテムとして使えそうだ。

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遡行データ
遡行距離:13.9km 標高差:600m  吉野川水系
釣果:31尾 最長寸:34.5cm

渓流釣り遡行記2020一覧

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