那賀川水系 2018/4/22 晴れ
山桜が多い山だ。
下界の桜のように集合した豪華さはないがそこら中にピンクの花を付けてた山桜が点在する。
もうピークを過ぎたのか、少し風が吹いただけでも花びらが宙に舞う。
桜吹雪の中を竿を出してあまごを追う。
こんな俺でも絵になるような風景、なんとも贅沢な釣りで得した気分だ。
二又から、先に水線の書かれた支流を釣り上がる。
水量は少ないがチョットした溜まりがあればアマゴがいるかも知れない。
例えば上の写真のような場所、小さな落ち込みと右のエグレ、外敵から身を守りながら捕食できる。
深みがあるから渇水になっても水が涸れる心配はないだろう。
アマゴ8寸(25cm)
やっぱりアマゴが居た。背中の傷は厳しい環境に棲む源流アマゴを物語っている。
ドンドン釣り上がる、滝・滝・滝を越える・・・・
水は急坂を滑り落ちるだけで壺を持たない滝、アマゴが居付く場所が見当たらない。ソロソロ魚止めの釣査を諦めようと思い地図を確認した。
等高線が狭い地形を越えれば緩い地形になり淵が現れるかも知れない。
もしかしたらアマゴが居るかも知れない・・・桃源郷かも
それに、帰り道に使おうと思っていた尾根筋が近くなる。
辿って来た渓筋はヌルっとした藻で滑り滑落の危険があるので引き返したくない。
渓は緩くなり淵も現れた。
しかしアマゴの棲める水量じゃなくなった。入り口で釣れた8寸と水線の長さでここまで来てしまったが、チョット深入りし過ぎた。
まだ、地図上の水線は先に延びている、どう考えても過大表現の水線だ。この程度の支流なら出合から太線1つ分の水線で十分やわ・・・・・無くてもいい。
尾根筋まで標高差50m位なのに、とても登り切れる傾斜じゃない。
斜め上に進路を取りながら、次第に尾根筋が低くなるのを待つ作戦をとった。
しばらくすると尾根道と出合い、スンナリ二又の付け根に続いていた。
ゴルジェの連爆を覗き込んだ。
最初の淵は水の浸食で深く抉られいた、水流が激しいのかアマゴの気配はなかった。
この上に10mクラスの滝が3つ・・・・とても竿を出せるような場所じゃなかった。
アマゴ9寸(27.5cm)
久々の9寸、まぁ走り回ってメチャクチャ楽しかった。
この辺りは渓が緩くなり幾分釣り安くなる。
山桜や山ツツジ、若葉が芽吹いて最源流にも春らしい風景が広がっていた。
那賀川水系 2018/4/22 晴れ
釣果:46尾 最大29cm キープ1
遡行距離7.7km 標高差300m
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