平地では桜が満開を向かえようとしている。
麓には新芽が吹き、山桜がチラホラと春の柔らかいグラデーションを目にするようになってきた。季節は進んで6時前から渓に入れそうそうだが相変わらず7時スタート予定で家を出た。
しかし、周りがこう明るくなってくると出遅れ感を感じながら車止めに着くと1台の車・・・・ たぶん、釣り人の車だ。プランBとプランCを思い浮かべる。
- プランBは、この時間からでも問題ないが人気の渓・・・・釣り荒れ感は否めない
- プランCは、この時間からだと魚止めに届かない・・・・
- 思い切ってプランD、今更引き返すのも面倒くさいし、車で走る時間が無駄になる。
さぁ、どうする。
プランCの核心部を飛ばしていきなり源流に入ることにした。標高差500m以上、2時間の登りは必至だ。ハッキリ言って膝も痛いし、腰も痛い・・・・お年寄りにはちとキツイ渓、そこまでして釣らなくても 自問自答
釣りたいのもあるが、源流のアマゴを見て見たい思いが強い。ここで諦めたら、だんだん行ける渓が少なくなり魚止めに辿り着けなくなってしまう。
殺風景な山道の横に山ツツジのつぼみを見つけた。あと半月もすればアケボノツツジが咲き、いい季節を向かえる。そしたら、ウェーダーを脱ぐことができ源流遡行も楽になる。
目立ちはしないがあせびの花が甘い香りを漂わせていた。
やっとこさ入渓ポイントに着き釣りはじめる。水量が多い、いつもの倍以上は流れていた。雪解け水が入っているのか、水に手を付けると痛いほどの冷たさだ。俺のウェーダーは古くなり少し水が浸みてくる。普段なら全く気にしないが、できるだけ水の中を歩かないようにした。
この渓のアマゴは複雑な色使いをしている。俺としてはシンプルな方が好きだが、これはこれで野性味を感じる。
渓相は2、3mの落ち込みの下に良淵が続く、渓底は1枚岩で歩き安いが水量が多くいつものルートを通れず戸惑い気味の遡行だった。
アマゴ9寸(28cm)
これくらいの大きさになると複雑な色使いもバランスが取れている。いつも置きカメラに使っているアクションカメラをハウジングに入れて、HDスーパースローの水中動画を撮影してみた。
これくらいの大きさになると複雑な色使いもバランスが取れている。いつも置きカメラに使っているアクションカメラをハウジングに入れて、HDスーパースローの水中動画を撮影してみた。
スーパースローにすると滝の落ち込みは迫力があっていい感じ
水中のピントがニアの水に合っているのかアマゴに合っていない。もう少し被写体を真ん中において強調させればピントは合うのかも知れない。ピントがファー側に寄ってくれれば全然問題ないのだけどねぇ
魚止めは変わらず
ここまで来れば、チラホラと雪が残っていた。
ここまで来れば、チラホラと雪が残っていた。
当日データ
釣果:31尾 最大28.0cm キープなし
遡行距離10.2km 標高差730m
釣果:31尾 最大28.0cm キープなし
遡行距離10.2km 標高差730m
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