泣き・泣きの魚止め確認

渓流釣り遡行記2015
東予水系  2015/4/18 晴れ
10年以上前に中流を釣ってから源流部を詰めようとしたことがある。渇水のため殆ど水が流れが無く滝壺も鏡のような状態で全く釣れず途中で諦めて納竿となった。果たしてアマゴが居るのか?居るなら何処まで居るのか?魚止めの確認と前回のリベンジが目的だ。
本来なら釣りは明日の予定だったが雨が降る予報なので1日前倒しした。「お気に入りの渓」から中1日、まだ足にダメージが残っている。帰り道は登山道が近くなるはずだから何とかなるだろう・・・・足が「痛い」「痛い」と泣きが入らなければいいのだけれど。
もしかしたらアマゴがいないんじゃないか?
そんな不安は1投目で終わった。白泡の切れ間から8寸前(23cm)が姿を見せてくれた。

渓相は1枚岩に大岩が重なり合う地形で大滝・大淵が現れる。
時折、見事なナメが目を楽しませてくれる。


淵の真ん中で6寸が3尾
長竿に変えて大錘をプラス 立ち込んで落ち込みのエグレを狙う。小さなアタリがあったが乗らない・・・・チョット探りを入れると重みを感じたので軽く合わせを入れると掛かった。
水流に乗り簡単に寄って来たので8寸クラスかと思っていたが意外と大きい。9寸(29cm)の泣き尺アマゴ 1cmに泣かされた。

村兆さんに大きなアタリがあって穂先を折られた。「たぶん大物?」だと言うので選手交代したが滝壺は静まりかえったまま・・・・

この滝をどうやって巻こうか?
滝の上は落口から狭く見える範囲はゴルジェの様相で先はわからない。左は壁で無理、右も途中に岩壁があってややこしそうだ。登山道まで戻るのが1番の安全策だと思うが登山道は渓から大きく離れてしまう。右に巻き道がなければ登山道まで戻る判断をした。
岩壁沿いに進んでいくと岩と岩の段差が何となく巻き道のような雰囲気、村兆さんがスルスルっと斜面を登ってOKサイン  しかし、彼はこの斜面をどうやって登ったのか?・・・・次の根っ子までストロークが足りない。
木に足を掛けて苔の下の細い根っ子を探りながらやっとのことで平らなテラスまで登り切った。高巻いた先は予想通りゴルジェで渓に降りることができない。降り口を探して30分以上の大高巻きになった。こんなことになるなら登山道まで戻った方が早かったかも知れない。
村兆さんとのストローク差に泣かされた。

ヤレヤレ、やっと平らな場所に降りることができた。
その先には滝、滝を越えてもまた滝・・・・そして滝の規模が段々大きくなってくる。この渓は、一体どうなっているんだ。

渓が緩くなって8寸が出る。これで、6・7・8・9寸のミニサイクルヒット 

漸く流れが細くなってきたがアマゴはまだ出る。
右に曲がると滝が現れる(右上の写真)20mを越える大滝だが水量が少ないためか水深は然程ない。アタリも泳ぐアマゴもなかった。滝上もアマゴが棲めるような場所がなかった。おそらくこの滝で魚止めだろう。

滝上の支流を覗き込むと4月も終盤なのに巨大な雪渓が横たわっていた。(下の写真)この渓が持つ懐の深さを思い知ったような気がする。

釣果:16尾 最大29cm キープ無し 遡行距離11.3km 標高差300m

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