大きなアマゴは何処に居るの尺上編です。
大きなアマゴは何処に居る
大きなアマゴは何処に居るPart2
大きなアマゴは何処に居るPart3
大きなアマゴは何処に居るPart4
※写真図中の説明
- 青線⇒仕掛けの流れ
- 青点線⇒釣れなかったとき・影に隠れて見えないとき
- 赤線⇒アマゴの動き
- 赤点線⇒確実に動きを見てない場合、想像上の軌跡
- 赤○⇒アタリがあった場所・あるいは針掛かりした場所
- 赤○点線⇒ポイント
- 赤×⇒立ち位置
尺アマゴ 32cm ♀
尺上は仕掛けが着水して数秒で喰ってくる場合が多い。偶々、目の前に落ちた餌を喰うのに良い条件が揃ったと云うことなのか?その条件とは何なのか・・・・悩ましいなぁ
落ち込みに仕掛けを入れると白泡から外れたラインがゆっくりと落ち込みの中に戻りだした。これは大物に多いアタリの出方だ。慌てることはない、竿先に魚の重みが伝わるのを感じて軽く手首を返すだけでいい。大合わせはハリス切れの原因にもなるし、空合わせになったら天井を釣ってしまう。
尺アマゴ 31.5cm ♂
滝の右は落ち口に向かって流れ、左は奥に向かって流れていた。
見た目、表層の流れは速く流れに負けないように大錘をプラスした。錘下を長く取り、底に着いた錘の上を餌がユラユラと舞うイメージ、アタリが無い。ポイントの移動は竿を操作し錘を少し浮かせ段々手前に寄せてくる・・・・
餌の動きが不自然で怪しまれているのが原因なのか?左は大錘を外し流れに馴染ませるようにして底に沈めた、表層の流れは速いが底層の流れは奥の岩壁に当たり押し戻され逆の流れになっているようでラインは奥に勢いよく引っ張られているが錘は逆の流れでブレーキが掛かり遅れ付いていく感じなので仕掛け全体はゆっくりと左に動いていた。
大滝の大淵では滝から落ちる水の勢いが強い力が生じるので複雑な流れができる。表層の流れは速くても底層ではゆっくりとした流れに滝から落ちて来た餌が集まり喰うのに不自由しない ゼロ釣法で言う『喰い波』のような場所に大物が居付いているのではないのか・・・・勝手な想像やけどね
尺アマゴ 30cm ♂
立ち位置は×の岩陰に隠れて竿を出した。できるだけアマゴに警戒心を与えないように、釣り人の気配を消した方が釣れる確率が高い。落ち込みに竿が届くような小さい淵では白泡の中に仕掛けを入れ流して探るのが俺のスタイル、反応がなかったので落ち込み横の壁際を横に探った。壁際のエグレに居たのか?左奥に潜んでいたのか? うぅ~ん・・・・分からない。
渕尻のポイントは上から反対に見れば「なるほどね」って肯くことが多い。
尺アマゴ 30.5cm ♂
源流の水量が少ない渓でも傾斜が上がれば滝が現れ程よい広さを持った良淵が形成される。落ち込み付近に深みがあれば釣れるポイントは明確になる。竿を出す順番は先ずは落ち込みの中、ここで尺アマゴが出た。次にサブ落ち込みの2 岩にはさまれた狭い場所は外敵(鳥)の攻撃が少ない場所、立ち位置を変えて落ち込み奥の3 でいいだろう。
まさか、こんな小さな源流で2尾の尺アマゴに出逢えるとは思ってもみなかった。他の渓では見たことがない顔つきとフォルム、源流の厳しい環境に合わせて固有化している貴重なアマゴ達、出逢えたことに感謝ですね。
尺アマゴ 30.3cm ♂
右支流が大崩落して10年以上経つが回復する兆しは見えない。淵底が削り取られて荒々しい岩が剥き出しになりアマゴの隠れ家となる沈み石は見られないし、産卵ができるような砂地は少しだけ堆積しているものの大水が出たら流されてなくなってしまう。上流はどうなっているのか?かなり上まで詰めたが状況は変わらず水量が少なくなり釣査を諦めた。
アマゴは棲んでいるが去年までは魚影は薄くチビしか居なかった。何故、そんな渓に入るのか? 二又まで釣り上がり引き返すより右支流を登った方が楽に林道に出られるだけのこと、釣れないのは分かっているが水量があるから竿を出す釣り人の悲しい性やね。 何気にピン飛ばしで白泡の中に入れて渕尻まで流れたところで喰いついた。結構デカイ・・・・まぁ、それはいいとしても針掛かりした尺アマゴの後を追ってきたのが同サイズのアマゴだったことに驚いた。
源流釣りは過去の実績を信頼してもいいと思うが予想外のことが起こるのも源流釣り、あれこれ考え導き出した結論があったとしても水に仕掛けを入れなきゃアマゴは釣れない。なにがしかの感がはたらいたら竿出して探ることからはじまる。最後は大物が釣れるポイントはここだぁ~の主題から外れたような・・・・気の性やね。
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