四国の渓流釣り 尺伝説
    
 狙い通りの淵に居た尺上

四国の渓流釣り


尺伝説(大物記録) 2025/3/14  晴れ   四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
餌の回りがいいのか?
捕食に適した場所があるのか?
いい確率で大物が出る淵が存在する。
尺上を狙って釣り上げる釣技は持ち合わせていないが、先週まで深い雪に閉ざされていた源流、釣り人が入っていないのなら尺上のチャンスはあると思っていた。

先ずは手前から、底を攻めすぎたのか?淵底に沈んでいた杉の葉を掛けた。
次に真ん中、上下に探りを入れていると何かに引っかかった。
淵底には太めの木が沈んでいるいるのが見えた。
「ヤバいなぁ」
流れと逆の方向に仕掛けを捌くと簡単に外れたが、今日はこのパターで仕掛けを失うことが多かった。
本命筋に仕掛けを入れないうちに場荒れさせてしまたのでは元も子もないじゃないか。

左の落ち込み際に仕掛けを入れ1mくらい餌が流れたとき、淵底で魚がクネクネとして白い腹を見せたのを見て軽く合わせを入れ、ジワーっと竿を立てたら無抵抗穂先が曲がり重みはあるが魚の反応が伝わってこない。
本合わせを何処で入れようか?
白い腹を見せたヤツならかなりデカイかったので慎重にならざるを得ない。
少しずつテンションを強めていき魚が動いたタイミングで本合わせを入れると、横引きの躍動感と快い重みが伝わってきた。

水面に浮かせてみると微妙なサイズ・・・・
玉網で掬い、メジャーを当てたら 「本尺あるじゃない!!」
この時期のアマゴは尾鰭がちぎれて尺に届かないことは多いが、コイツはその逆で立派な尾鰭が尺を越える要因になった。

左の落ち込みに仕掛けを入れ1mくらい流れたところでアマゴがくねり白い腹が見えた。
今シーズン2尾目の尺上、このペースがずうーっと続いてくれればいいのだけどね。

釣行データ
 アマゴ 30.3cm ♀
 渓隼56S中硬NY  仕掛け寸法:3.5m  ハリス:0.6号  餌:キジ餌
渓流釣り遡行記⇒『3月の源流釣り


 尺伝説 バックナンバー

解禁日の尺
30.1cm ♀  25/2/1 吉野川水系
いい確率で9寸が釣れる淵はアタリがなかった。
次にワンチャンスがあるこの渓最大の大淵
最大のポイントは手前の張り出した岩下にあるエグレ、その前に落ち込みから続いている本筋の底を流した。

雪渓淵の尺上
31.2cm ♂  23/3/4 吉野川水系
四国で唯一、雪渓を見たことのある淵
急斜面の崖から崩れ落ちた雪が淵を覆い人が乗っても大丈夫な程の厚みがあった。遠目からだと淵は雪渓に覆われているように見えたが近づくと淵の際で雪は止まっていたので竿を出すことができる。

デカ顔の尺上
30.3cm ♂  23/2/27 吉野川水系
淵の真ん中で5寸を掛けた。
過去に大物が出たポイントなのにサイズダウンが止まらない。次に落ち込み際と沈み石の間に餌を沈めたがアタリがない・・・・次のポイントに移る前、セオリー的に縦引きの誘いを掛けてみる。ふわっと浮き上がる餌を追いかけてきたのか白泡の中に現れた大きな魚影を見逃さなかった。

最高所尺上の記録更新
34.5cm ♂  22/6/23 吉野川水系
二又から可なり登って来た。
ポイントは少ないけど深みさえあれば、まだアマゴが居る。落ち込みの下にタライよりチョット大きいぐらいの水溜まりに仕掛けを入れた。小さなアタリがありチョコンと合わせて竿を立てたが竿は曲がったまま微動だにしない。

最源流の尺1寸
34.0cm ♀  22/3/17 吉野川水系
いつもは渕尻に溜まった流木や上から垂れ下がる枝で竿が出しにくい淵なんだが完全オープンになっていた。こう空けているとアマゴからコチラが丸見えになり返って釣りにくい・・・・少し距離を取った岩陰に隠れて竿を出した。淵底でキラッと光ったような気がした、探りを入れたら竿先に重みを感じので合わせ直した

解禁日の尺1寸
34.0cm ♂  22/2/1 吉野川水系
解禁日の釣りも終盤に差し掛かっているのにマックス7寸に終わってしまうのが濃厚になってきた。青信号のジンクスは何処に行ってしまったのか?「1頭目1尾に使い果たしてしまったようだ」と諦めムードになリながらこの渓最大の淵に差し掛かる。ここは7寸までの実績しかないので魚止の淵をどう攻めようか?と考えだした。

久々の尺上2本
31.0cm ♂
32.0cm ♀
 21/7/24 四国の川
ダラダラ緩い滝下のなんてことない小淵、以外に大物が潜んでいることがある。淵の真ん中に仕掛けを入れると水面が波立った。
「喰ったか?」竿先に重みが伝わってこない・・・・何時合わせを入れようかと思っている間に波立ちは終わった。

標高が高い最源流の尺上
32.0cm ♀  21/6/2 吉野川水系
タタミ3、4畳程の小さな淵、勢いがある落ち込みからの水流で淵の半分は白泡に埋まっていた。落ち込み間際に仕掛けを落とすと仕掛けは中央で止まりモゾモゾしたアタリが手元に伝わので身構えていたらもの凄い勢いで下流に走る向こう合わせだった。

尺滝の尺1寸
33.0cm ♀  21/4/15 東予水系
25m位の滝
かなり前尺を釣ったことがあって滝に敬意を込め『尺滝』と呼んでいる。いつも大物への期待持ちながら滝淵に立っているが20年近く大物に出逢えていない。

出そうな雰囲気がした尺
30.5cm ♀  20/08/05
尺が出る時って突然のことが多いのだがここまで27・28・29cmと9寸が3尾・・・・アマゴの活性も上がってきたし魚止までには尺が出そうな雰囲気を感じはじめていた。まぁ、そんな雰囲気はあったとしてもそのまま終了してしまうパターンが常なんだけどね。

魚止めの主
34.5cm ♀  20/03/25
車止めまで2時間くらいか?
右足に不安を抱えているので余裕を持って帰還するには3時納竿と決めていた。連瀑に竿を出したときから分かっていたことだがまたしても魚止に届かなかった。帰り支度を整え急な斜面を山道まで這い上がり一息入れた。

目印に食らい付いた尺アマゴ
31.5cm ♀  20/02/23
春先、アマゴが目印に飛びついてアタックしてくることがよくある。
そこで思いついたのが目印の下に小さな針を仕込むという邪道な発想だった。その仕掛けで何尾か釣ったことがあるけど合わせたときに仕掛けが絡む確率が高くなったり移動中に枝を引っかけたりで使っていたのは短い期間で自然消滅することになった。

令和初尺
30.5cm ♀  20/02/15
先この渓の魅力は何と言っても渓谷美だ。
両岸が狭まった一枚岩の地形に滝と淵の組合せ、遡行は簡単ではないが無事通過できたことへの満足感と自信が得られる。そんな核心部をやり過ごし渓の傾斜が落ち着きだした先に『3段淵』と呼んでいる美しい場所がある・・・・

50尾目の尺アマゴ
32.5cm ♀  19/04/17
先50cmにも満たない落ち込みから続くタタミ3畳ほどの浅淵、手前の大石にエグレはあるが大して気に留めてもいなかった。白泡の中に仕掛けを入れ流れに任す、流れは仕掛けを奥岸に押し付けてチョットイメージが違う・・・・

尺岩魚3本
32.5cm
30.5cm,30.5cm
 19/04/07 吉野川水系
先ずは淵の真ん中に仕掛けを入れてアタリを待つのが俺流の釣り方、水辺から距離を置いて渕尻の魚に要らぬ警戒心を与えないようにするためだ。喰い気がある魚なら淵の何処にいてもここで食ってくる。さっきの泣き尺もそうだが淵の真ん中では食ってこなかった。・・・・