四国の渓流釣り 尺伝説 魚止めの主 |
四国の渓流釣り |
尺伝説(大物記録) 2020/3/25 晴れ | モバイルサイトはこちら |
車止めまで2時間くらいか? 右足に不安を抱えているので余裕を持って帰還するには3時納竿と決めていた。連瀑に竿を出したときから分かっていたことだがまたしても魚止に届かなかった。帰り支度を整え急な斜面を山道まで這い上がり一息入れた。 何年か前、この谷の魚止めの淵で大物を掛け損なった。 尺あるかないかのサイズ、本日の目的はそのリベンジだった筈なのに心残りで仕方がない。山道から15分で魚止めに行き10分釣って帰ってくる・・・・30分延長することを右足と相談し納得させた。 |
様子見に淵の真ん中へ仕掛けを入れた。 直ぐにアタリがあって合わせると5寸ほどのアマゴがポチャリと落ちた。番兵が騒ぎ出す前に本命ポイントの落ち込み横にある岩裏の抉れの中に仕掛けを沈めた瞬間に竿が持って行かれた。慌てて竿を立てたけど全然動かない・・・・ 「根掛かりか?」 徐々に竿のテンションを強めていくとクネクネとした生命反応・・・・ 「メッチャデカいんじゃないの」 エグレの深みから少し浮かしたかと思ったら深みに引き戻される攻防の繰り返し 「堪らんなぁ」 そのうち岩の裏で派手にバシャバシャとやっている。水しぶきは見えるけど岩陰でその姿は見えない。ラインが岩で擦れて切れてしまったんじゃ元も子もない・・・・竿を水面に寝かせるとまた深みに沈んで行った。 「もう、ええやろ」 強引にテンションを掛け淵の中央に引きずり出し玉網に収めようとしたが、まだまだ元気で寄せきれない。どうやって取り込もうかと思っている内に下流に走り出した。 「おいおい、何処まで行くんや」 とは云え浅場が続く源流、逃げ場は限られている。5mほど下った先の砂地に追い込み玉網に収めた。 |
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検寸すると35cm少し届かない。 5年ぶりの尺1寸越え、よくもまぁ標高1000mを超える魚止めでここまで大きくなるとはねぇ、考えてみれば上流から流れてくる餌を独占できるわけだから厳しい環境であっても大きくなる可能性は十分整っている。 魚止めとはロマンがある場所だ。 シンドイことは避けて通るのが常なのにどんな原理がはたらき魔が差したのか? 兎に角、結果オーライの魚止め行きだった。 |
ヘルメットにカメラをセットしていたのだけど電池切れ 肝心なところが抜けているわ!! |
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YouTube動画 『魚止めの主』 |
渓流釣り遡行記(2020)『夏仕様 源流シーズン到来』に戻る。 |
釣行データ アマゴ 34.5cm TG渓隼61NY 仕掛け寸法:4m 餌:キジ餌 |
尺伝説 バックナンバー |
50尾目の尺アマゴ | ||||||
32.5cm ♀ | 19/04/17 | |||||
先50cmにも満たない落ち込みから続くタタミ3畳ほどの浅淵、手前の大石にエグレはあるが大して気に留めてもいなかった。白泡の中に仕掛けを入れ流れに任す、流れは仕掛けを奥岸に押し付けてチョットイメージが違う・・・・ |
尺岩魚3本 | ||||||
32.5cm 30.5cm,30.5cm |
19/04/07 | 吉野川水系 | ||||
先ずは淵の真ん中に仕掛けを入れてアタリを待つのが俺流の釣り方、水辺から距離を置いて渕尻の魚に要らぬ警戒心を与えないようにするためだ。喰い気がある魚なら淵の何処にいてもここで食ってくる。さっきの泣き尺もそうだが淵の真ん中では食ってこなかった。・・・・ |
崩落谷の尺上 | ||||||
30.3cm | 18/07/20 | 吉野川水系 | ||||
先右支流が大崩落して10年以上経つが回復する兆しは見えない。淵底が削り取られて荒々しい岩が剥き出しになっている。大石が沈み砂が溜まればアマゴが定住するようになるかも知れないが大水が出たら、大石もアマゴも押し流されてしまう急峻な渓相だから仕方ない・・・・ |
凜々しい面構えの尺上2本 | ||||||
30.0cm・30.5cm | 18/06/07 | - | ||||
中央の岩陰に隠れて滝壺の中央に仕掛けを入れた。 大滝を高巻いてから釣れそうな淵はアタリがありアマゴが出ていたのに反応がない。「おかしいな・・・・」落ち込みの壁際に沿って誘いを掛けてみた。 『誘い』と云ってもそんなに大層なものではない。 縦引きか横引き、あるいはその組合せ・・・・ |
狭壺の尺岩魚 | ||||||
33.0cm ♀ | 18/03/16 | 吉野川水系 | ||||
連爆途中の滝、壺は狭いが深みがある。 白泡近くに仕掛けを入れると目印が左に動き出したのでピシッと合わせを入れた。一瞬、尾鰭が水面を掻いた・・・・尾鰭がデカイ!!尺はありそうだと思った・・・・ |
大滝の尺上 | ||||||
31.5cm ♂ | 18/03/07 | 東予水系 | ||||
大滝の高巻きに失敗した。 戻ったり、別ルート探ったりで時間を喰われてしまい最源流行きを諦めた。 別ルートは高巻きを失敗した滝上に続いていた。最源流行き諦めたことで時間的余裕ができ、この先釣る場所も限定されるので滝下に降りた・・・・ |
2月の初尺 | ||||||
32.0cm ♀ | 18/02/16 | 吉野川水系 | ||||
チョットした連爆 いつもなら右から高巻きながら2つある滝壺に竿を出して釣り上がる。下から滝を見ると滝壺の降り口の岩壁は氷が貼り付いて降りられそうにない・・滝壺を諦めた。 右巻きは影斜面で雪が積もっているが左巻きは陽が当たって雪が無い・・・・ |
新魚止めの尺アマゴ | ||||||
31.0cm ♀ | 17/07/13 | 吉野川水系 | ||||
魚止めの淵 いつもなら7寸以上は確実なのに何にも起こらなかった。 このまま終わるのも釈然としない。30m先から連瀑がはじまるが深みのある壺はない、水量の多さに期待 連爆の下まで行って終わりにするか・・・・ |
青石谷の尺アマゴ | ||||||
32.4cm ♀ | 17/04/22 | 吉野川水系 | ||||
落ち込みの中で掛けた、なかなか浮いてこないのでデカいようだ。水流に載せて白泡の中から引き出してみると尺は越えている。さて、何処から取り込もうか? 渕の真ん中に数本の木が複雑に絡み合っているから渕尻に誘い込むのは無理みたい。だとしたら淵頭しかない。・・・・ |