四国の渓流釣り 源流釣り入門

  源流を撮る


四国の渓流釣り

 
 撮影機材
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Lumix G100

Velbon テーブルミニ三脚 ウルトラ

Kenko PRO1Digital


源流釣り入門 四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
長い間、源流にカメラを持ち込むのは記録写真としての要因が強かった。
釣った渓魚と釣れた場所、入渓場所やややこしい分岐などスマホのGPSトラッキング軌跡を残し地図アプリと連携させれば撮影場所が特定できるメリットがあります。
その後、釣行記の巻頭に滝の写真を使うようになったがカメラ任せのオートで撮影するだけでは滝を目の前にして感じたイメージとはかけ離れていた。マニュアル操作ができるプレミアムコンデジを源流に持ち込み滝のスローシャッター写真を撮るようになった。
滝のスローシャッター写真には概ね満足していたが水の白飛びを気にして露出を下げ気味の暗い写真が多くなってきたのを何とかしようと1年前から一眼カメラをザックの中に入れている。

水没を気にして移動中は防水袋に入れてザックの中、釣りをする時間に影響を少なくするためにNDフィルターを付けっぱなしなど制約が多くザックから取り出して撮影する機会は少ない。三脚と合わせたら重い荷物を担いでいるのだから滝以外の写真を撮るのもありだろう。何より下界から離れ奥まった源流域の自然美は素晴らしい世界がある。


滝を撮る

コンデジ  LX100 ND16
水と光芒のラインが滝の落ち際でクロスする絶好の撮影タイミング
可なり露出をアンダーにしているつもりなのだが水と光が重なった部分の白飛びが気になります。

一眼カメラ  G100 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm ND16
白飛びしそうなポイントにタッチパネルでピントを正確に合わ絞り込むとと露出が正常になった。光の明暗差ができ主題の滝に目を引くようになった。ポイントはシャドーを引き締めてハイライト引き立てることかな?

一眼カメラ  G100 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm ND16
岩に付いた苔が美しい小滝。
今までなら撮影することなく通り過ぎるのが常だった風景にも目を向けるようになった。

一眼カメラ  G100 LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm ND16
最近のテーマにしているのは淵
水の流れには変わりないが優しい流れを上手く表現できればと思っている。滝に比べると主題が曖昧で扱い辛いが構図を当てはめればいい写真になるだろう。
スローシャッターの撮影機材
カメラ:G100
   ・Lumix Gシリーズで最小最軽量モデル
   ・物理SWが少ないのは扱い辛い・・・・何となく慣れたけどね。
レンズ:LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm
   ・超広角のズームレンズだがフィルターが付けられる。
ND:Kenko PRO1Digital
   ・ND8とND16を使っている。
三脚:Velbon テーブルミニ三脚 ウルトラ 453
   ・縮長225㎜、全高608㎜のミニ三脚のくせに結構重い。
    逆にこれくらいの重さがなければ水の流れに立てられない。

防水コンデジ:OM SYSTEM TG-6
   ・RAW現像するようになってずいぶん良くなった。

源流に咲く花を撮る
 
ぼかしの効いたバキバキの写真を撮りたいと思っているが俺もカメラも得意分野ではない。

巨木を撮る
人の手が入っていない源流は神々しい巨木には不自由しない。超広角レンズで真下から仰ぎ撮るしか撮り方を知らないがもう少し工夫も必要なのかも知れない。


アマゴを撮る
水際でアマゴを撮影するには片手で操作できる防水コンデジが有利だ。長い時間を掛けるのはNG・・・・元気な個体と弱らせず水に浸けておける環境があれば一眼カメラで撮影するチャンスもあるだろう。水面の複雑な反射を背景に収めることが出来る。
 
最近は玉網を浅い水辺に 置いて撮影することが多い。編み目の黒が背景となってアマゴが引き締まります。偶に写真嫌いな奴がいて玉網を飛び越えて逃げ去ってしまう。縁がなかったんだね。
構図は頭が右下か左下がカッコイイけどワンパターンになってしまう。

Other
主目的は釣りなのでチョットした写真になりそうな風景で一眼カメラをザックから取り出す機会はない。ザックからカメラが出ている間に周辺へ目配りするようにしている。
新しいスマホの写真
超広角の画角がいい感じです。少し彩度が上がっているように思えるが色に艶が出てこれはこれで有りかも知れない。記録写真のスナップとして使う機会が増えています。


源流釣り入門 バックナンバー

源流釣り ザックの中身(日帰り)
源流釣りを楽しむために担ぐザックの中身

源流釣りにのめり込んで行けば源流アマゴが棲む世界の美しさに魅了されるようになり、源流丸ごと楽しむにはどうすればいいのか考えていたらザックの中身が重くなっていた。しかし、釣りに集中したいならザックの中身は軽い方が遡行が楽だし安全性も高いので軽量化は務めている。

魚止めの主を考える
源流釣りを長くやっているとタイムアウト寸前でバタバタ釣れはじめたり、釣れるサイズが大きくなったりすることがある。傾き掛けた西日と帰りの時間を相談しながらギリギリまで粘ったとしても魚信は無くならず後ろ髪を引かれる思いで渓を後にする。
何処までアマゴは棲んでいるのだろう?
家に帰ってもその思いは納まらない。
だったら、はじめから魚止めを目指そうというのが現在のスタイル。

源流釣り入門 源流アマゴの魅力 源流アマゴの魅力
四国の渓流はアマゴ域、最源流の魚止めには岩魚ではなく源流アマゴが棲む 源流アマゴは厳しい源流の環境によって容姿を変える多様性のある魚自然界で逞しい生命感に溢れる姿を見せてくれる。
 
源流アマゴの魅力に取り憑かれて長い歳月が流れた。魚体の姿・形・色使い、鰭の赤みを帯びた縁取り、特徴であるパーマーク、朱点の色と配置・・・・

源流釣り入門 源流釣りと焚き火 源流釣りと焚き火
焚き火があるだけで心強い。

漆黒の闇に向かう山奥深い源流で奇妙な動物の鳴き声・・・・ 風が吹き揺れる樹々のざわつきや何かが動いたような気配があっても怖くない。物の怪の存在なんて信じていないが、焚き火の傍にいる限り襲ってこないだろうと高をくくる。

源流釣り入門 滝がある風景 滝がある風景
源流を釣り上がっていると多くの滝に出合う。

滝の魅力に取り憑かれた。
直瀑は迫力に圧倒され、斜滝は美しさに目を奪われる。そして滑滝は優しさに気分が落ち着く 滝壺には大物が棲み、苦労して高巻けば桃源郷が待っているかも知れない。 そして、渓師は滝と対峙する。

源流釣り入門 源流の風景 源流の風景
 早期の源流は広葉樹の落葉で明るく空けている。
 標高の高い場所でも陽が当たる向きによっては雪が少ない渓がある。殺風景な世界だが少しずつ春に向かう源流の様子が覗える。
 竿を思いっきり振ることができる快さがいい・・・・

源流釣り入門 渓泊まりを考える 渓泊まりを考える
 長年念願だった渓泊まりに行ってきた。
  初めての渓泊まり
 遡行記にも書いたが四国はコンパクトで急峻な渓が多い。
 俺の釣りは魚止めを目指した源流釣り、車止めから山道を歩き、釣り始めは源流域、渓魚が居なくなる場所まで釣り上がる。
 何度も大滝を高巻いたり、岩場をヘツったり、急斜面を這い上がったり、帰り道だって長くなる・・・・

源流釣り入門 新規開拓は楽しい 新規開拓は楽しい
 釣りのことだけを考えるなら通い慣れた渓の方がいい。時期や天候の多少の差があったとしてもルートを知っていれば迷うことはない。帰り道がハッキリしているなら長く時間釣れるし、ポイントは把握しているから釣果も上がる。

 しかし、通い慣れた渓は物足りなさを感じることがある・・・・

源流釣り入門 稜線から見た源流 稜線から見た源流
ここ数年、渓流釣りのオフシーズンはオフトレと称して四国の山歩きをしている。 頂上からの眺望や長い道のりをピークまで辿り着いた達成感もさることなながら 源流通いの脚力維持と稜線から源流を見ることを主たる目的にしている

源流釣り入門 源流の魅力 源流の魅力
車止めから1時間なんてのはザラ、中には3時間以上歩いてから釣りはじめることもある。
苦行のような遠く厳しい道のりを辿る。
漸く釣りはじめても滝や大淵、ザレ場や大岩が障害物となって行く手を阻む、 そのたびに高巻きやヘツリ・・・・
源流釣りと云いながら釣りをしている時間は大したことはない
なぜ、そんなにしてまで源流を目指すのか?
源流の魅力について考えてみた。

源流釣り入門 源流の魚止めについて 源流釣りの魚止めについて
源流の魚止めというロマンに満ちた場所

では、どんな場所で魚止めになるのか?
考えてみました。

源流釣り入門 源流釣り総括(2014) 原生林の源流釣り総括(2014)
2014年に遡行した原生林の源流釣りを総括しました。

四国を代表する原生林の源流
仁淀川源流・那賀川源流・吉野川源流・物部川源流
太古から続く大自然の営みの中で源流釣りが出来る喜びを感じながらの遡行でした。

源流釣り入門 源流へのアプローチ 源流釣りへのアプローチ
源流は、携帯の電波が届かないと思っていいでしょう。
勿論コンビニはありません。人に逢うことはまれです。
自力で源流を辿り、自力で帰ってくるのが基本になります。

源流は怖く、源流釣りは厳しいものと思われがちですが
しっかり計画を立て、手順を踏めば憧れの源流に立つことが出来るようになります。

源流釣り入門 源流という場所 源流という場所
源流とはどんな場所なのか? 考えてみました。

 落ち葉の堆積や張り廻らされた根で柔らかくフカフカの地面、見たこともない直瀑や限りなく透明な大淵、春真っ盛りの頃なら芽吹きはじめた新芽の眩しさと彩りを添える花々、数百年も前からそこに立っている巨木の力強さ、水の流れに竿を出せば・・・・