四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2022年)
滝を越えて |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2022/6/1 晴れ | モバイルサイトはこちら |
割と緩やかな渓なのだが幾つかある滝の越え方がエグい 「過去に何度も越えたことがある」 曖昧な自信が恐怖心を打ち消しているが1つでもしくじリを犯せば無事ではいられない。 |
いつもは釣れない大滝の大淵でアマゴが遊んでくれた。 上の工事は終わったのか? 工事事務所のプレハブに釣り竿が数本立てかけられているのを見たことがある。 |
1つ目の大滝を越える。 先ずは岩場に取り付き高さを次にザレ場を斜め移動するのに一筋の踏み跡 滑り出したら止めるすべがないので土の中の細かい根っ子を探りながら進むことになる。 最後は最近張られたロープに宙ぶらりんになりながら平行移動・・・・ ロープがなかった時はどうしていたのか? 「う~~ん」 思い出したくない。 |
大滝の落口の淵に4寸ぐらいのチビアマゴが沢山泳いでいた。 チビアマゴの口に余るくらいの餌を付け白泡の切れる辺りに放り込んだ。 何処からか黒い影が走ってきてチビアマゴを蹴散らし餌を咥えた。 8寸に少し足りない魚体、尾鰭が発達し如何にも泳ぎが上手いって感じだった。 |
渓はしばらく緩くなる。 少し濃くなった新緑の隙間から漏れてくる光が差し込み美渓が更に美しい光景になる。 先を急ぐのは勿体なく休憩を入れて写真撮影に興じた。 |
2つめの大滝を越える。 ザレ場とガレ場が合わさった急斜面を這い上がる。 体重を乗せると安定しない岩がズリ下がろうとするので四つん這いで進む方が効率がいい。 大滝の高さまくると狭いテラスを横移動する。 手掛かりがない50cm程の段差があって滝を下に見ながら跨がないといけない。 細い木が生えているので直接ドボーンなんてことないにしろメチャ怖い なので岩場を少し登りヘツリながら越えるのが俺のルート取りだ。 たぶん、こっちの方が危険度は増すかも知れないけど滝を真下に見ないで済むので怖くない。 |
2つ目の滝を越えた最初の淵で8寸を掛ける。 スレだったのでサイズの割に引きが引きが強く慌てた。 |
3つめの滝を越える。 大した高さはないけど急斜面の濡れた泥場を這い上がるか水に浸かるかの2択 まぁ、6月なので水に浸かる選択だったが前より深かくなっていた。 滝にもたれ掛かった木を支えにしながら脇をヘツった。 段々木の隙間が狭まって来るので木の反対側に回り込み滝壁に着地した。 右は水の勢いが強くシャワークライム・・・・6月でもメチャ冷たいわ。 ここも青石谷 水で削られた岩は本来の色が剥き出しになり青緑色の壁面に囲まれた。 |
源流はだんだん水量が減り水深が浅くなって来た。 去年入渓したときはチビアマゴに餌の先だけ突かれ遊ばれた記憶が残っているが 釣れれば7寸か8寸なのであれから釣り人が入っていないように思える。 浅い淵をバシャバシャ盛大に水しぶきを上げるなと思っていたら最長寸の9寸だった。 尾鰭の朱色が印象的なメチャカッコイイ雄アマゴでした。 |
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少しでも深みがあれば魚信が伝わってくる。 浮いているアマゴの前に餌を入れ喰った瞬間に合わせを入れる見釣りも堪能できた。 面白過ぎて・・・・楽し過ぎて・・・・小さな罪悪感すら感じるような釣りだった。 怖い思いをして滝を越えるのも悪くない。 |
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アタリがなくなり渓の流れが岩の重なりで埋まるようになってきた。 本日の水量ではソロソロ限界なので納竿の運びとなった。 |
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斜面から真横に伸びた巨木が渓の中央で上に向かい枝を広げていた。 自然界の常識とは程遠い戦略に驚かされた。 原生林の生い茂る深い渓は渓師の遊び場には最高の場所です。 |
遡行データ 2022/6/1 晴れ 遡行距離:5.2km 標高差:280m 釣果:58尾 最長寸:28.0cm キープなし |
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