四国の渓流釣り
 2011年度 渓流遡行記

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9/30 吉野川水系
  最終日 納竿

四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2011年度) 
    
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東予水系

2011/2/26 晴れ

 いつもの渓に向かう。
 昨日、関東では春一番が吹いたようで暖かい、先週の寒さが嘘のようで、今日は上流まで入れそうだ。
 歩き始めて1番目の支流の手前にある吹き溜まりの蔭の部分に雪がない 、ここに雪がないとなると滝下の部分が釣れそうだ。滝下は渓相が荒く雪があると厄介なので、寒い時期は入渓しないことしていた。雪がないとなれば久しぶりに滝下から釣り始めることにした。それに、大滝を高巻いて釣り始めるには、まだ、1時間近く急斜面を歩かなければならない。釣りながら高巻く方が体力的に楽だしね。
 

アマゴ7寸

1投目からいい感じのアマゴが釣れた。在来種に近いあまごだ。

 氷の淵
 以前、メチャクチャ寒い日に釣りに来たとき落ち込みと、真ん中以外は氷が張っていた。
 こんな場所では釣れるはずはないと思ったが試しに真ん中に仕掛けをいれると7寸、8寸が合わせて5匹・・・・釣り堀状態だった。以来この淵を「氷の淵」と呼んでいる。
 その後、この淵が凍ったのを見たことはないが釣り堀状態になったこともない。

アマゴ8寸(24cm)


蟻地獄の淵

二段淵の上側の淵。一段目から3m上にあり微妙な傾斜を登らなければならない、スパイクフェルトのつま先に気持ちを集中させて、四つん這いになって一歩一歩登らなければならない・・・・気を抜くと一段目までズリ落ちてしまう。今まで大物が釣れたためしがないのだからパスしてもいいと思っているのだが、 深淵で大物の可能性が十分にあるって感じなので、ついつい登ってしまう。

上の写真の8寸は、一段目の淵で釣った。
蟻地獄の淵は6寸が2匹だった。

また、釣り終わって上に行くにもツルツルの岩で難儀する。この時期、ドボーーンなんてのもシャレにならないから、一段目まで滑り降りて淵横から登り返すことを選択した。急がばなんとかである。

 

淵に名前は付けてないが
かつて6寸〜7寸を10匹越えで釣ったことのある淵

 

扇の淵

文字通り、扇状の淵です。右から淵横を木の根っ子を頼りにヘツって通過するのですがスリリングで怖い。

 落ち込みの右で6寸を掛けた。「なんだ6寸しかいないのか?」と文句いいながら、竿を伸ばしたまま横から2m程高巻いて上の淵に向かう。岩に隠れてみえなかったけど落ち込みの左側にも深みがある。さっきの6寸から奪い取った餌がまだ針に付いている。ちょいと左側の深みに仕掛けを投げ入れる。『こんなところで大物が掛かったら取り込みはどうするんじゃ・・・・まさかね・・・・』なんて思っていると本当に大物が掛かった。なんとか浮かせて岩と枯れ木の狭い間を泳がし手前に引き寄せた。顔がデカイ雄や・・・・尺あるか???、尺はないやろ・・・・やっぱりギリギリ尺かな???   
さて、どうする
「飛び降りて掬うか・・・・んーんー下まで2mはあるぞ!!!しかも斜めやし足場が悪い」
「岩に引きずり上げて拾いに行くか・・・・・暴れて下の淵に落ちたら万事休すや!!」
「たぶん尺はないなぁ(^^;) 上顎バッチしやし・・・・・」  せぇーので引き抜いた。
結果論やけど28.2cmの9寸  「まぁっなんとか」でした。

   

アマゴ9寸(28.2cm)

楽しませてくれました。

ようやく4段滝

下で時間を掛けすぎた。
4段目の滝に降りて釣りたかったのですが、撤退路まで辿りつくと暗くなりそうなので次の機会にします。

アマゴ6寸(20cm)
4段滝を越えると釣れるアマゴが1サイズ小さくなった。

 

一番の難所 木をつたわりながら急斜面を高巻く
雪がなくて助かった。

 

ようやく、渓まで陽差しが届いてくれた。

 アマゴ7寸(23cm)
在来種タイプだと思う
少々、オレンジの朱点が気に掛かる。

 

 

 源流の二叉
標高900m、流石にここまで来ると残雪が深くなる。


釣果:51匹  最大28.2cm