四国百名山 高越山

四国の山歩き
四国の山歩き     2021/10/19 晴れ
吉野川から見ると山容が三角で阿波富士と呼ばれている四国百名山 高越山に登る。
標高は1133mだが登山口の標高が100m少々と低く標高差が1000mを越え、遡行距離も10kmを上回るのでまだ長距離の山歩きに慣れていない体力と脚力が最後まで持つだろうかと思いながら登りはじめた。
Google Earthによる遡行図
遡行データ
日時:2021/10/19/ 7:30~17:15
 標高差:1010m
 遡行距離:11.5km 
Start
 登山口(120m) ⇒7:30
 中ノ郷(580m) ⇒9:30
 高越寺 ⇒12:15
 一等三角点(1122m) ⇒13:15
 高越山(1133m) ⇒13:20
 奥の院 ⇒14:00
 高越寺 ⇒14:50
 中ノ郷 ⇒15:40
 登山口(120m) ⇒17:10
Goal
遡行地図
国土地理院web地図

YouTube動画


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吉野川市山川町ふいご温泉の上を通る車道の脇に登山口がある。
 
最初は植林の中を歩く、雑林が現れると大きな木は松が多い。先は長いので撮影時間を小休止にしながらゆっくりと歩幅を進める。三角形の緩やかな裾野、登山道の破線から尾根に真っ直ぐ付いているものと思っていたがピッチ間隔の広い葛籠折れなっているので「助かるわー」
途中まで電力送電線の巡視道と重なり5つの鉄塔があった。
5番目の鉄塔で腰を下ろして大休憩、北方面の阿讃山脈や吉野川の眺めはここが一番良かったかも知れない。
中ノ郷手前で林道と交差
鳥居を潜る
中前寺
標高580m、漸く半分の行程までやってきたがここからは急登がはじまる。
池があって桜が植えられ公園として整備されていることを示す看板があった。
『赤かし』の指標に誘われて登山道の脇に逸れてみた。
太いしめ縄が掛けられた立派な巨木は斜めに伸びながら太い枝を広げた姿に神々しい存在感があった。『赤かし』を回り込んだ斜面に踏み跡があって元に戻ることなく登山道と合流した。
登山道は葛籠折れになっていても急登が続く
 
 
育ちがいい植林の中にゴツゴツした木が混じりだしブナの姿が見えはじめると山の植生は自然林に変わった。そして、『先ず 合掌』の看板、神仏の領域に足を踏み入れたようだ。
煉瓦作りの古い門 女人禁制の結界が張られていた場所らしい
大きな鳥居を潜る
高越寺の山門に続く階段
高越寺 到着
 
山頂は山門横の石段を登り高越神社の上にある
 
立派な高越寺と比べたら高越神社は物寂しいそうな佇まいになっていた。
先に一等三角点をタッチする。標高1122mに因み『いい夫婦』らしいが現在でも一部の祭りに女人禁制のしきたりが残っていることを考えれば違和感を感じるのは俺だけではないだろう。
高越山山頂1133m
山頂には弘法大師像が建っていた。
こちらは1133mにちなみ『いいサミット』・・・・しっくりきません。
山頂を少し下ると岩場が切り立ったところに南の山々が見通せる場所があった。
稜線の向こうに見えるのは位置的に東宮山、その向こうのもっこりは高城山、右の方の薄ら高い山は一の森・剣山辺りだろうかう。
 
木の鳥居の重なりはシンプルな美しさがある。
一旦下り次のピークに高越神社奥の院がある。
高越寺と高越神社のランドマークが交互に現れるのでどっちがどっちのものなのかよく分からなくなる。俺的には自然の造形物を含むあらゆる尊いものを神とする神道の風情が合っているような気がする。
 
奥の院まで足を伸ばしたついでに反対の尾根を下り周回道から帰ることにした
短い間だったが薄い踏み跡と赤テープを頼りに進む方向を決める山歩きらしさがあって面白かった。
『今日の幸を喜び感謝して山を下る』門の向こうに広い駐車場・・・・こっちが楽そうだ。
神社仏閣参拝なら断然こっちやね。
周回道は思っていたより長かった。
標高差1000mの急降下を前に帰り道の選択をミスってしまったと足を速めようとしたが『ブナ・ブナ・ブナだらけ』の最高の道が邪魔をした。これで紅葉していたら帰れなくなっていたかも知れない。
1000mの急降下はメッチャしんどくて翌日はメッチャ筋肉痛になったことは書くまでにない。

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