五色台 一色欠けた周回

四国の山歩き


紅峰に向かう

山道から五色台を下降する。緩やかに下っていた落ち葉の道は急下降しはじめた。雑木を払った切り株は鋭角に尖っていて転んだら串刺しになりそうなので慎重に下る。次に足場の悪い斜面を横移動してやっと真面な道とであった。下りだから良かったものの登りなら閉口する。この点線道は一般者向けの登山道になり得ない。

下りの山道谷筋が始まる場所を横切る
足場の悪い横移動の道
正面に紅峰が見えだした。

亀水町に下ってきたのは13時前、紅峰は西側の窪んだ場所から登り先端まで出て縦走するつもりでいたがそんな余裕はなさそうだ。原因は小さなロスはいろいろあったが出発が10時前になったことしかない。完全に里山を舐めているわ!!

紅峰の登山口
正式には下の神社の階段が登山口のようだが道順の都合ショートカットした。讃岐の丸い山は山の輪郭をそのまま登って行く感覚で直登の急勾配が当たり前なのは紅峰も同じだった。途中、山頂と岩場に分かれる。山頂の道は地図の点線道とは異なり直で山頂に続いていた。急勾配と云っても登る標高が低いので程なく山頂に立つことができる。

岩場と紅峰山頂の分かれ標識
紅峰山頂

紅峰山頂で13時40分、先のことを考えれば素直に来た道を下るのが正解なのに『岩場』が気になり赤テープに誘われるまま点線道を紅峰の広尾根を彷徨いはじめた。GPSの軌跡を確認すると要らぬ方向に進んでいることに気づき点線道に向かい修正しようとした。最悪は崖の上に出てしまうだったが赤テープ付きの横道と出合った。これで復帰できると思いきや登山道とは思えぬ木を切っただけの筋を50mの急下降して岩場の真上に出て赤テープが途切れた。
岩場の下で話声が聞こえてきた。クライマーのようだ(後で調べてみると紅峰はロッククライミングの聖地であることが分かった。)・・・・岩場の上に立ちたかったが石でも落としたら大変だと思い自重した。幸いなことに往路で登った登山道と近かったので立木伝いに登山道へ復帰することができた。

横道岩場の上
岩場の分かれ道は岩場の下に続くようだ。


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