アプローチのハードな渓

渓流釣り遡行記2023
吉野川水系   2023/3/10   晴れ
ウエーダーに穴が空いていた。
修正用のリペアキットを注文したけどまだ届いていない・・・・大した水漏れではないけど穴が大きくなるのが嫌なので足回りを春仕様に変えた。 チョット気にしているのは防水ソックスが水漏れをしていること、まだまだ冷たい谷の水が遡行にどの程度影響するのか?
足回りを春仕様に変えたことでアプローチのハードな谷が視野に入ってきた。
標高差550mの登り、スローペースで登って来たと思っていたが中間地点までの所用時間はいつもと変わりなかった。年々衰えて行く体力と脚力はどうにもならないが、一先ず今年は少々キツい渓でもなんとかなりそうな予感に喜んだ。
林道と渓が交差する場所で休憩がてら竿を出した。いつもなら何尾か釣れても可笑しくないのだがアタリすらない・・・・この辺りは解禁から1ヶ月以上が経ち攻め尽くされているらしい。

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更に1時間のキツい登り、源流釣りは楽じゃない。
3段の美しい滝を写真に納めようと少し手前の尾根を下降した。水の流れている岩が黒くなっているカッコイイ滝、盛期だと木の枝についた葉で3段目が隠れてしまうのだが芽吹く前なので3段滝の全景を写真に納めることができた。
東斜面には雪が残り雪解け水が渓の水温を下げる。
防水ソックスの水漏れは思っていたより重傷で足先が水に浸かると速攻で侵入してきてメッチャ冷たいが水に入らなければ体温で回復してくれるのでなんとか遡行を続けることができる。
早期なら最低でも8寸は出るだろうと思っていたが7寸に届かない。
「エッーーー」って感じやね。
連瀑を越えると大好きなナメの良淵が連続します。
段々、水の冷たさにも慣れてきてナメの浅い流れを徒渉できるようになった。
ここに足を置くだろうと云う水面から少し沈んだ岩の藻が剥がれていた。
チビしか残っていない。
少し疲れたので日当たりの良い場所で暖かいコーヒーを沸かして長めの休憩をとった。気温がどんどん上がり10℃以上ありそうな雰囲気で河原に足を伸ばすと気持ちいい。
気温の上昇で雪解け水が流れ込んでいるのか水量が多くなっていた。
滝を越え渓の方向が変わると源流の風景は雪景色に一変した。
雪の上に何日か前の足跡が残っていた。チビしか釣れないのは先を越されているているのだろうと薄々感じていたものの、改めて現実を知ることになった。雪に閉ざされていた源流に一番乗りで入渓できれば3匹目のドジョウも夢ではないと期待していたが雪の源流をものともしない猛者には適いません。

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諦めの悪さには定評があるので魚止めまで行ってみる。
緩んだ雪道は歩きにくくて油断すると隠れた深みのスポットに太もも辺りまで沈みます。
魚止めで本日最大の7寸・・・・

常々、釣果は歩いた距離と正比例するものと思っていますが期待通りの結果になりませんでしたが3月にここまで釣り上がってこられたことが今年も源流釣りができそうな自身につながりました。

てっなことを云っていますが、長い帰り道がメッチャシンドかった。
遡行データ
  2023/3/10  晴れ
  遡行距離:8.4km 標高差:750m 
  釣果:22尾 最長寸:21.0cm キープ
なし

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