南斜面の小谷を釣る

渓流釣り遡行記2023
渓流釣り遡行記   2023/2/6   晴れ
解禁日から4日過ぎた。
晴れた日が続き気温もそれなりに上がり阿讃山脈の雪も大まか見えなくなりました。
愛媛の渓はどうなのか?
チョット遅めの出発
瀬戸内側の山は標高800mくらいに雪の白いライン・・・・たぶんラインの下にも雪はありそうです。トンエルを抜けると可なり雪は減ったような印象はありますが北斜面は道の近くまで雪が残っています。一方、南斜面は日当たりがいい場所は標高の高いところまで雪が消えていました。
南斜面の小渓に逃げます。
車止めには雪が残っていましたが尾根を回り込み尾根が真南に向いている場所まで来ると雪が全くありません。それにしても小渓に辿り着くまで長くて急な林道です。急斜面を登り切ったところで息が切れてきたので一息入れます。この小渓にキツいアプローチに見合うだけの価値はあるのか?いつもこの辺りまで来ると愚痴ってしまうのだが偶に大物が出ることもあるのでそう捨てたもんの渓じゃないと思い直し再び歩きはじめるのが常です。

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尾根が東斜面に差し掛かると雪が現れ昨日ぐらいの足跡が目に入った。
雪のため北斜面の渓に入れず考えることは誰しもおなじってことですね。
小谷の淵は小さくポイントも限られるので釣り人が入ったとなれば厳しい釣りになることは確定しました。ならば少しばかりの足掻きで林道の下に見える大滝から竿を出すことにしました。
 
20m以上の高さがある大滝ですが滝壺は狭くて浅かった。
1投目からアタリがあって7寸弱が針掛かりしました。
下は魚影が少ないって聞いていたけどチャンと居るじゃない。
ボーズ脱出・・・・これで人が釣った跡でもボーズを気にせずに釣り上がることができます。

滝から林道に出るまで50m弱の標高差を高巻きました。
岩場だったので足裏に雪が付かないようにトレースするのはキツくて解禁日に痛めた袋はぎが悲鳴を上げだしました。大滝に張り出した小尾根をを大滝上まで下ります。
東斜面には雪が残っています。

緩い流れの淵で7寸を掛けました。
あれ釣れるじゃないの
釣り人だと思っていた足跡は猟師のものだったかも?

小谷の流れは西斜面際に付いているので雪が消えています。
早期の釣りは気温が上がった時刻に陽が当たっている南斜面か西斜面の谷が狙い目です。
大物が出る滝の落ち込みなのですがアタリがありません。
滝上の雪があるとことに足跡があって上流に続いています。
想定内だけど、やっぱり釣り人でした。

小谷最大の淵
ここでアタリがなければチョット厳しいなぁ
人が釣った後は竿抜けやサブポイントを狙えば釣れるのですがこの小谷では通用しません。

何淵かに白いものが沈んで何だろうと思っていました。
渕尻の石の間に詰まった白いものを見てハッキリしました。魚の内臓を取り出したものです。次の渕尻にも内臓が沈んでいました・・・・以前、那賀川で同じようなことがあって後から伝わってくる話で前日に入渓していたのは師匠様で『そりゃ、釣れるわけないわ・・・・』ってことでその時のイメージが重なり完全に戦意喪失しました。魚止めまで我慢比べで辿ったとしても結果は見えているように思えるのでここで納竿しました。

おにぎりは寒さでパサパサになるのでバーナーとカップ麺をザックに入れ持ち歩いています。
荷物は増えて重くなりますが寒い時期は暖かい渓飯が一番です。

帰り道も足跡を追っかけています。
林道に向かい迷いのないルート取り・・・・なかなかの強者かも知れませんね。
暖かい雨が降れば北斜面の雪で閉ざされた渓が開けてバッティングが減ることを期待します。

遡行データ
  2023/2/6  晴れ
  遡行距離:4.0km 標高差:300m 
  釣果:11尾 最長寸:22.0cm キープ
無し

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