取って置きの青石谷

渓流釣り遡行記2022
渓流釣り遡行記2022
 吉野川水系  2022/5/24 晴れ 
黄金週間を挿み3回連続の1桁釣行が続いている。
美しい渓で遊び幾らかでも美しいアマゴの姿が見られれば満足できる釣りなのだが、偶には針を外すのが面倒になるくらい釣りたいと思うことがないわけではない。
過去の実績を紐解きソコソコ釣れて当たり外れの少ない渓を選んだ。
四国山地北側には緑色片岩に彩られた青石谷が数多く存在する。
青石が敷き詰められた淵はコバルトブルーやエメダルドグリーンに輝き美しい。
釣りはじめから何淵目かで6寸クラスのアマゴが釣れた。
青石谷のアマゴらしく魚体が青っぽい保護色が施されている。

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序盤は滝から続く大淵や大石ゴロゴロの地形が遡行を楽しませてくれる。
一見、どうやって越えればいいのか戸惑ってしまうルート取りなのだが、手掛かり足掛かりのクラックが明確で垂直に近い岩場でも意外と簡単に登ることができる。
最初に釣れて後がなかなか続かない最近のパターン
手応えのないアタリにスカを喰らうことが多く半ば諦め気味だったがヒツコクかまってみた。
スレ掛かりしたのはやはりチビアマゴだった。
朱点が大きく派手な卵放流アマゴだろうと思われる。
これほど派手ではないがエラより上に朱点のあるアマゴが幾つか釣れたので卵放流の広がりは否めない。
ゴツゴツした岩壁を分かれて流れ落ちる様が美しい大滝までやって来た。
この辺りからしばらく連瀑が続くことになる。
釣果は6寸止まりで片手を少し越えたくらい・・・・
20年くらい前は連瀑までの区間で良型を数多く掛けた記憶が残っているが最近はどうも釣れない。
釣れはじめるのはまだ先なので焦る必要はない。
やっと7寸を掛ける。
下の白泡の落ち込みはアタリなし・・・・そのまま上に仕掛けを入れた。
流れの落ち際で掛けるパターン
アマゴからコチラは見えないし折角落ちてきた。
餌を逃すまいと反射的に喰ってくる。
アマゴさえ居ればかなり高い確率で釣れることが多い。
林道が渓と交差する付近
漸く8寸が掛かる。
ここから道が分かり辛くなるのと渓の傾斜がキツそうに見えるので多くの釣り人は引き返す場所
さぁ、ここからだ。
淵の撮り方は上から下に向かい白泡の広がりを写すのがいいと良い構図になると思いだした。
問題は落口が狭いと手前の岩の存在感が邪魔になる・・・・
広角レンズを持ち込めば良いのかも知れないが渓でレンズ交換はしたくない。
林道が渓と交差すれば釣れはじめると思っていたがそうはならなかった。
期待していた大滝も3寸が1尾と当てが外れた。
最近、遡行距離が長くなるとアキレス腱に痛みが出てくる。
今日はそれが顕著で帰りのことを考えれば大滝で納竿しようと思っていた。
「もう少しだけ・・・・」頑張ってみるか!!
大滝を越えると7、8寸が面白いように釣れはじめた。
釣れはじめたらアキレス腱の痛みなど何のその・・・・痛いのは変わりないけどね。
浅瀬に形の良い葉っぱが沈んでいたのでアマゴを寝かせて写真を撮った。
シャッターを切った瞬間、秒で逃げられた。
水の中ではアマゴに適わない。
かなり下から水が流れ落ちるのが見える大滝
過去に10尾連続で釣れたことがある滝淵は砂利に埋まっていた。
まだまだ釣れるが、もう足が持たないので納竿
来年も元気であれば久しぶりに原生林の最源流を拝みに行くのも面白い。
遡行データ
 2022/5/24  晴れ
 遡行距離:4.5km 標高差:310m 
 釣果:30尾 最長寸:25.0cm キープ
なし 

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