なかなか厳しい釣りでした

渓流釣り遡行記2022
吉野川水系   2022/2/9   晴れ
基本、同じ渓は年に1度しか行かないことにしている。
釣れるから、大物がいたから等の理由でしげしげと通いたいのも解らんでもないけど
釣れる場所が限られる源流釣りに於いて同じポイントを攻め続ければ資源の枯渇に繋がる。
だから、渓を訪れるサイクルは1年に1度でいいのだ。
どうせ、他の釣り人が入渓するのだから同じではと思われるかも知れませんね。
自らの遊び場を自ら荒らしたくはないという気持ちの問題です。

以前見た大物を釣りに行く。
5年以上前の話だから他の釣り人に釣られた可能性もある
代替わりで孫のチビアマゴになっているかも知れないとも思っているが
行動を起こす前の動機付けに夢があった方が良いのです。


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V字谷の大岩が重なり合った渓相
大岩が渓を塞ぐと倒木を足場にして出っ張った岩を抱え込み腕力で突破するしかない。
膝をついたときにウェーダーの擦れを気にしている。
地図を見る限り等高線は緩やかなのに大滝が連続するようになる。
「こんな滝あったっけ?」
2つ、3つ滝を越える内にだんだん渓のイメージが合ってきた。。
深く緑の如何にもって感じの滝淵なのだがアタリがない。
それどころか釣りはじめて2時間、全くアタリがない・・・・一体どうなっているのか?
この滝上にも大滝、どんどん急斜面の尾根を高巻いても横に移動できない。
滝の3倍くらいの高さでやっと林道と交差した。(前の釣行記に書いてあった林道)
この林道は何処から何処まで続いているのか?
帰り道に使うには怪しすぎる。
まだゴーロが続くは続いているが渓が緩くなり遡行が楽になったのはいいのだが
水量とポイントが少なくなったので釣れる気がしない。
夏場のように蒸発してなくなることはないだろうが山の雪が少ないので一雨降って欲しいところだ。

釣りはじめてから3時間少々経って漸く最初の1尾
足跡の主が何処で止めるのか?仕掛けの長さやボーズになるんじゃないかなどいろいろ考え続けていた。
5寸ほどのチビアマゴがこれほど嬉しかったことはない。
取りあえず『ボーズ脱出』・・・・おめでとう。
二又までやってきた。
大物を見た支流の大滝まで行ってみたがアタリなしで早々に引き返してきた。
「まだ、本筋の大淵が残っている。」とつぶやいてみるもののむなしさだけが残る。

本筋の最初の淵で6寸、次の淵でもう1尾追加・・・・8寸には少し足りなかったがまぁまぁ引いた。
1段上がった滝の落ち込みに大物がいるかもだが淵の水深が深い・・・・
ウェーダーの裾を持ち上げ水が侵入するギリギリまで近づいたアタリが出なかった・・・・
「チョット水が入ったか?少しは察してくれよなぁ」と文句を吐き捨てた。


本筋の大淵もアタリなし・・・・
手前から奥まで粘ったのに、今日の釣りはそんなモンよねぇ
せめて片手までは・・・・
タイムオーバーが迫る中、上へ上へと往生際悪く足を進めた。
日陰で氷柱が垂れ下がる滝淵で7尾目を掛けて納竿
岩登りや滝の大高巻きでメッチャ苦労したのに大物は何処へやら・・・・結果が報われない厳しい釣りでした。
チャン・チャン
遡行データ
  2022/2/9  晴れ
  遡行距離:5.5km 標高差:270m 
  釣果:24尾 最長寸:23.0cm キープなし
 

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