3月の陽気に誘われ源流へ

渓流釣り遡行記2022
渓流釣り動画遡行記2022
 吉野川水系 2022/3/17 晴れ
てんきとくらすの山の天気をチェック
このところ標高1500mの気温が10℃を越えた日が多くなっている。
週の雪の状況からすれば源流域の雪は溶け、釣り人が今シーズン竿を抱いていない標高が高い源流を攻められるのではないかと思いを馳せてみた。
 
最初から150mの登り
いつものことながらこの坂の登りはキツくて足に堪えるが釣り人の人数制限をする効果は大きい。
入渓が1時間ほど遅れた。
このままでは最源流まで辿り着けないことは明白だ。
山道を経由しある程度下流をパスしようと思っていたが、「最初の登りがやっと終わったところなのに更に登り続けるのは嫌だ!!」と軟弱足に拒否された。
まぁ、下流は綺麗な滝と大淵が連続した渓相の良い場所なので釣りながら脚力を回復させる。
 
今日はカメラのレンズを変えた。
16-36㎜から24-120㎜、大自然の中では超広角レンズが適していると思っていたが中望遠は切り取る写真が面白くて撮影枚数が増えてしまう。
これから源流域が春めいてくれば被写体がどんどん増えていくので釣りをしている時間が減ってしまいそうな予感がする。

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1時間アタリがない・・・・
年に何度か2・3時間釣れないこともあるので、まだそんなに気にすることではないが
この水量とこの渓相なのに釣れないのは納得いかない。
1時間と少々が経った頃、最初の1尾
スレ掛かりだったが釣れたことには変わりない・・・・ボーズを脱出した。
餌には寄ってくるが周りをウロウロするだけで喰いつこうとはしない。
明らかに最近入渓した釣り人の影響なんだろう。
核心部入り口の滝
ここまでスレを含めてチビを5尾、マックス5寸・・・・全然釣れた気がしない。
ソロソロ源流に向かういい時間になってきたので林道に這い上がる準備に取りかかる。
ふと、平らな岩の上に目をやるとミミズ床が散乱していた。
まだ、べちゃべちゃに溶けてないので新しい・・・・弾を補充してやる気十分やんか!!
しかし、ミミズ床を放置するような奴には負けたくないとファイトが湧いてきた。
ピーカンのバカ陽気
林道まで這い上がっているとダラダラと汗が出て気持ち悪い。
中着を1枚脱いでザックの中に終った。

予想通り帰りの林道が終わった上から連続して釣れるようになってきた。
そして7寸
7寸ってこんなにも引くのかって感じ・・・・今日はチビちゃんしか釣ってないもんね
この淵には雪があった。
右の岩場から崩れてきた雪の吹溜りで淵が埋まり四国では珍しい雪渓が出来ていたことがあった。
落ち込みの上に枝が被さっているのでピン飛ばしで仕掛けを放り込むと落ち込み際で喰ってきた。
このアタリが出るようになれば源流釣りはメチャ面白くなる。
なかなか良い引きの9寸
9寸が釣れればチビしか釣れない苦しかった釣りは無かったことになる。

釣れない核心部をパスしたおかげで最源流部に足を踏み入れる時間を残した。
大高巻きをする前に渓飯を食ってザックの荷物を軽くした。
有望な中淵が4つ、アマゴが釣れる区間もたかが知れているのだけど最源流らしい風景が大高巻きに見合う場所だと思っている。
 
3つめの淵で8寸を掛けた。
これで7、8、9、10のサイクルヒットに王手なんだけど最後の淵で尺は無理だろう・・・・
以前、掛けた7寸の後を尺近い奴が追い掛けてきたことがあったので可能性がないわけではない。
その時は全く相手にされなかったけどね

最源流の尺1寸
尺伝説(大物記録)  2022/3/17 晴れ 33.5cm ♀  最後の淵までやってきた。 いつもは渕尻に溜まった流木や上から垂れ下がる枝で竿が出しにくい淵なんだが完全オープンになっていた。 こう空けているとアマゴからコチラが丸見えになり...

雪の消えたタイミングで手つかずの最源流に足を踏み入れるのは正解だった。

これ以上暖かくなるとウェーダーを履いてのの長距離遡行は厳しくなる。

ソロソロ足回りを防水ソックス仕様に変えようと思うのだけど

まだ3月、雪は消えたとしても渓の水は冷たいだろうな。

遡行データ
  2022/3/17  晴れ
  遡行距離:6.7km 標高差:500m 
  釣果:21尾 最長寸:33.5cm キープ1尾
 

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