魚止めを2本

渓流釣り遡行記2016
吉野川水系  2016/6/17 晴れ
梅雨入りしてから積算雨量が100㎜未満の雨と晴れ間を繰り返して梅雨らしい天気が続いている。渓は平水より高い水位を維持しているから源流域を釣るにはいい季節だ。
1本目の渓
入り口は狭く、渓の流れが落ち着くまで滝が3つある。いつもなら8寸が何尾か出ても不思議ではないのに3寸が1尾だけ・・・・水量はソコソコあるのに、今回も苦戦しそうな予感がする。

釣りはじめから1時間、5寸以下を数尾、漸く手応えがある引き・・・・7寸(23cm)
小さな流れ込みの後に続く瀬に近い浅場 典型的な竿抜けポイント
「こんなところに居たのか」

傾斜が現れ滝が連続する場所にチョット嫌らしい滝壁のヘツリがある。前回はビビリが入り大高巻きを強いられた。今回も大高巻きする覚悟はできていたがダメ元でチャレンジしてみた。
クラックに左足を掛け、右足を木に掛けてゆっくり立ち上がる。右手が立木に届いて左足を細いテラス置くことができヘツリながら壁面を横移動、ホールドがチャンとできていればビビリは入らない。

アマゴ8寸(24cm)
嫌らしい滝壁のヘツリを越えると魚止めまでの短い区間が入れ掛かりになった。渓魚が居て、釣り人がしばらく入ってなければ状況は一変する。

魚止めは最上流の二又、その上の淵で納竿した。
林道まで標高差100m
地図を見てチョット急かも知れないと思った尾根筋は意外と歩き安く短時間で林道に出た。緩い渓筋を辿るより、遙かに安全で楽だったかも知れない。


2本目の渓
時間も限られているので途中を飛ばして源流部から入渓した。どうも釣れないと思っていたら、賞味期限の日付けが近いおにぎりの包装紙が捨ててあった。車止めに吸い殻を大量に捨てたのと同一人物だろうか? ゴミは捨てるのに魚は根こそぎ持って返る・・・・意味がわからんわ。

帰りがしんどくなるから大滝で納竿しようと思っていたがゴミ野郎にやられっぱなしでは悔しいから大滝を高巻いて魚止めを釣ってみることにした。
ライバル心を剥き出しにする相手ではなかろうに・・・・


アマゴ8寸(25cm)
ポイント毎にアタリがある。ゴミ野郎は、林道が途切れに前に帰ったようだ。足で稼がないと良い釣りはできない。

魚止めの淵にデカイヤツが浮いていた。シメシメと思いながら仕掛けを入れると寄ってきた。餌に喰いつく寸前に目と目が合って何処かに隠れてしまった。
仕方がないので一つ上の滝に竿を出してみる。アマゴが居そうな雰囲気が漂っているのに反応がない。やっぱり手前の淵が魚止めなのは今回も変わらない。

アマゴ9寸(27.5cm)
帰り支度をする前に、もう一度魚止めの淵をやってみる。餌を水面をチョンチョンと叩き大袈裟にアピールして沈めると喰って来た。時間差攻撃、常識的には通用する確率は極めて低いがコイツも、タナボタの餌が名残惜しかったのだろうか?
いや、浮いていたのはもう少しデカかったような・・・・
釣果:30尾 最大27.5cm キープなし 遡行距離12.5km 標高差550m

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